おもに見える時期:冬
20時に南中する日:3月3日
代表的な星:カストル(1.6等星)とポルックス(1.2等星)
その他:黄道十二星座のひとつ。5月22日〜6月21日生まれの誕生星座。
冬の宵の空に浮かぶ2つの星、カストルとポルックス。
双子のような2つの星は、それぞれの額。
双子の兄弟の身体は、カストルとポルックスからつらなる2列の星のならびであらわされている。
〜神話〜
ギリシア神話では、カストルとポルックスは、白鳥に化けた大神ゼウスとスパルタ王妃レダの間に生まれた双子の兄弟とされています。
仲良し兄弟のカストルとポルックスがいました。不死身のポルックスは挙闘が得意で、カストルは乗馬の名手で戦術に長けていました。二人は様々な冒険に出かけ武勇をとどろかせていました。
ある日、いとこのイーダスとリュンケウス兄弟が二人をだまし、二人の牛を全部横取りしてしまいました。しかも、牛を奪い返しにきたカストルを殺してしまいました。
ポルックスはいとこたちと戦い、カストルの仇を討ちましたが、不死身のためカストルのいるあの世にはいけません。そこで、大神ゼウスに願い出ていいました。
「私も死なせて、カストルといつもいっしょにいさせてください」
大神ゼウスは、二人の兄弟愛に感じ入り、一日ごとに兄弟をこの世とあの世で暮らせるようにし、友情の印として双子座を星座にあらわしたといいます。
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