おもに見える時期:冬
20時に南中する日:1月24日
代表的な星:アルデバラン(1等星)とプレアデス星団(すばる)とヒアデス星団
その他:黄道十二星座のひとつ。4月21日〜5月21日生まれの誕生星座。
〜神話〜
おうし座の牛の姿は、大神ゼウスがフェニキア王の娘エウロパをさらったときに変身した姿だとされています。
ある日のこと、エウロパが海辺の牧場で草つみをしていると、どこからか雪のように白く、優雅な雰囲気をもつ牡牛があらわれました。
そして、ゆっくりとエウロパのそばにうずくまりました。好奇心からか、エウロパは牛の背中にそっと乗ってみました。
ところが、エウロパが背中に乗ったとたん、牡牛はサッと身を起し、海へ走りこむと波の上をまるで地面のように踏んで、沖へ沖へと行ってしまいました。
エウロパは振り落とされまいと、しばらく牡牛の角にしがみついていました。しかし、われにかえったエウロパは、牡牛にたずねました。
「私をどこに連れていくの?」
すると、白い牡牛は、自分はゼウスでエウロパを花嫁にするのだと言いました。いいのか、それ。
やがてクレタ島の海岸に着いた、大神ゼウスとエウロパはゴルテュンの泉のそばで結婚しました。
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