おもに見える時期:秋
20時に南中する日:12月25日
代表的な星:(おひつじ座γ星の二重星)
その他:黄道十二星座のひとつ。3月21日〜4月20日生まれの誕生星座
また、ずっと昔に春分点がおひつじ座の近くにあったため、黄道第1番目の星座として注目され、今でも「白羊宮の原点」とよぶ。
さんかく座のすぐ南にある、“へ”の字を裏返しにしたような部分がおひつじ座の頭部。
胴体は、頭部とプレアデス星団の間に横たわっていると見当づけるしかない。
〜神話〜
テッサリアの王子アタマスは最初の妻ネフェレーとの間にプリクソス王子とヘレー王女の二人の子をもうけました。
やがてネフェレーと別れ二番目の妻イーノを迎え入れました。イーノは、プリクソスとヘレーがじゃまに思えてしょうがないため、とある策略を企てます。
そしてその策略により、プリクソスとヘレーは、嘘の預言に基づいて、危うく大神ゼウスの生贄として奉げられるという危機に陥ります。
その頃、母ネフェレーは、大神ゼウスに祈り、助けを求めました。
あわれに思った大神ゼウスは、毛が金色に輝く空飛ぶ牡羊をプリクソスとヘレーのところに送らせました。
牡羊は、二人を背中に乗せると黒海の岸コルキスの国めざし矢のように飛んでいきました。
しかし、あまりにも速く高く飛んだため、妹のヘレーは、羊から落ちてしまい、あわれにも死んでしまいました。
プリクソスは、ひとり牡羊の背にしがみつきコルキスの国まで運ばれ、国王アイエテースから親切にもてなされました。
後にプリクソスは、その金毛の牡羊の皮ごろもをアイエテース王に贈りました。
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