☆はくちょう座

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季節:夏
 20時南中:9月25日
 代表的な星:デネブ(1等星)
 その他:デネブ…夏の大三角形の一つ 

〜神話〜
 この白鳥の正体については、様々な説がありますが、一般的には大神ゼウスが化身した白鳥とされています。
 ギリシアのスパルタ王テュンダレオスの王妃レダは、たいへんな美女として知られていましたが、大神ゼウスがそのレダを見そめてしまったことからややこしいことになりました。
 大神ゼウスは一計を案じ、愛と美の女神アフロディテに手伝ってもらうことにしました。その計画というのは、アフロディテの化けた鷲に白鳥に化けた大神ゼウスが追われ、レダのひざもとに逃げてくるというものでした。
 この迫真の演技は大成功をおさめ、美しいレダは、鷲に追いつめられた白鳥をあわれに思い、白鳥を抱き寄せて、これをかくまってやりました。
 大神ゼウスの化身の白鳥が飛び去ると、レダ王妃は大きな2つの卵を生みおとしました。
 この2つの卵からは、それぞれ双子が生まれました。一方の卵からは、ふたご座のカストルとポルックスの男の双子が、もう一方の卵からは、あのトロイヤ戦争の原因となった美女ヘレンとクリュタイメストラという女の双子が生まれたのです。