☆へびつかい座

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季節:夏
 20時南中:8月5日
 代表的な星:ラサルハグェ(2等星)
 その他:黄道を通るため、黄道13星座として話題に

〜神話〜
 このへびつかい座になっている巨人は、アウクレピオスとよばれるギリシア神話第一の名医です。
 彼は人一倍熱心に医療に取り組んだのはよかったのですが、熱心になりすぎて、とうとう死んだ人まで生き返らせ始めました。
 困ったのは冥土の神プルトーンです。死者がやってこなくなったため、不審に思い、地上に使いの者をやると、アウクレピオスがどんどん死人を生き返らせているというのです。慌てたプルトーンは、大神ゼウスに「黄泉の国に死人がこなくなっては、世の中の秩序が乱れる」という次第を訴えたのでした。
 死者を生き返らせるアウクレピオスの名医ぶりに驚いたゼウスは、惜しいと思いつつも、天地の常道を乱すわけにもいかなかったので、ついに雷電の矢をアウクレピオスに投げつけました。さすがのアウクレピオスも息絶えてしまいましたが、神々もかねてから彼の腕前を高く買っていましたので、このままでは気の毒と、ゼウスに願って星空へあげ、へびつかい座にしたといわれています。
 それ以来、アウクレピオスは、ギリシア全土で医師の神として祭られました。ちなみに、彼が両腕につかむ大蛇は、古代ギリシアでは健康のシンボルと考えられた神聖なものだったといわれています。