2つの電荷の間には静電気力が働く、ということは既に学習しました。
電荷間のに働く静電気力Fは電荷間の距離r、電荷の各電気量Q1、Q2と次の式のような関係があることが分かっています。
これを、静電気に関するクーロンの法則といいます。
ここで、ε は誘電率といい、電荷の置かれている空間によって決まる定数です。つまり、電荷がどのような空間の中に置かれているのかを表しています。単位にはファラド毎メートル[f/m]が使われます。
誘電率の中でも特に真空中の誘電率は ε0 で表され、 ε0 = 8.85×10-12であることが知られています。
これより真空中の静電気力 F0は
と求めることができます。