簡単に言うと反応熱とは化学反応と一緒に、発生もしくは吸収される熱のことをさします。 たとえば窒素(ちっそ)(N)と水素(すいそ)(H)からアンモニア(NH3)を作るときに熱が発生します。これが反応熱です。そのときの化学式は、 N2 + 3H2 = 2NH3 + 91.80 kJ となります。この91.80 kJというのが反応熱です。 反応熱もまた、いろいろなところで用いられています。 たとえば、夏に使うヒヤロンがあげられます。ヒヤロンは、硝酸(しょうさん)アンモニウムと尿素(にょうそ)が水と混ざり合い周りの熱を奪いながら溶けるという吸熱反応(きゅうねつはんのう)反応を起こします。