税金の種類A -関税-
「税金は、お金を集める以外の目的でもつかわれているんだよ」 |
「どういうこと?」 |
「意味がわかりまセン」 |
「これから紹介する、『関税』という税金は、貿易をするうえでとても重要なのさ」 |
「その税金は、輸入した製品にかけるものでしょ?」 |
「お、なんでしっているんだい?」 |
「だって、貿易に関係する消費税だから・・・」 |
「いや、それは違うよ。これは消費税とは違うんだ。おしかったね」 |
「うう・・」 |
「どう違うんですカ?」 |
「何度も言っているように、かける目的が消費税とまったく違うんだ。関税は、自分の国の産業を守るためのものなのさ」 |
「よくわかりまセン」 |
「たとえば、A国がB国の自動車を輸入したとする。初めは関税なしで輸入していたんだが、B国の自動車は安くて品質も良かったからA国のなかで大人気になってしまったのさ。」 |
「いいことじゃないの?」 |
「ぜんぜん。むしろ、A国で作った車が売れなくなって困っちゃうのさ」 |
「そうなんだ」 |
「このことを貿易摩擦というんだけど、関税の役割にはこれを防ぐことも含まれているんだ」リンクはってね |
「どうやって?」 |
「仮に、A国が、B国の自動車に200%の関税をかけたとしたら、どうなる?」 |
「200%ってことは・・・二倍!?」 |
「高すぎて誰もかえまセン」 |
「そう、それが狙いなのさ」 |
「なるほど!」 |
「逆に、A国とB国はもっと貿易をしたかったとしたら、どうすると思う?」 |
「どうするんだろう?」 |
「関税を少なくするんデス!」 |
「そうさ。関税撤廃といって、もう関税をかけませんと宣言している国もあるんだ」 |
「でも、そんなことしたら、トラブルが起きそうデス」 |
「まあ、たいていの場合はよく話し合って決めることが多いけどね。それだけ重要なものなのさ」 |
「どこに払うの?」 |
「税関っていうところさ。詳しく知りたい人は、取材に行ってきたから、その記事を読んでみるといいよ」リンクはてね |