なぜ日本ではクリーンエネルギーが普及しないの?
現状として、日本における太陽光・風力などの自然エネルギー利用は電力量のわずか1.6%にすぎません。
その理由はいったい何なのでしょうか?
調べてみると、発電所を作りたい人は多いのに電気を送電線に受け入れる体制が不十分な上に大規模発電が期待できる「風力発電」が、多くの規制があって増えないためだとわかりました。
風力発電が増えない理由は、「1. 送電線の受け入れ容量が少ないこと」 「2. 規制があって農地に風車を建てられないこと」 「3. 環境アセスメントに時間がかかり建設・発電開始まで陸上の場合、4〜5年かかること」 などがあげられます。
さらに、ほとんどのクリーンエネルギーは、技術的な発展とともに、今後数十年で費用の低下を必要としています。そして、クリーンエネルギーをさらに拡大していくには、投資を促す政策で後押ししていくことが必要です。
クリーンエネルギーは、今後40年間、世界で2200億t〜5600億tの温室効果ガス排出量削減につながる可能性もあるようです。
つぎのページからは、エネルギーの主力である発電を学んで、クリーンエネルギーの知識を深めます。