海外でも注目?
潮力発電のうち潮汐発電は多くの国で実施されています。その国の例を少し挙げたいと思います。
韓国は、潮位差が4.7mで、最大発電量は480MWとなり、アメリカでは潮位差が7.5mで、最大発電量は6501MWとなっています。
そして、ロシアでは、潮位差が6.0mで、最大発電量は87,000MWと、とても大きいです。
このように潮汐発電は多くの国で利用されています。
潮汐発電のメリット&デメリット?
ただし潮汐発電には、メリットがありますがデメリットもあります。
メリットは、燃料が不要で有害な排出物が出ないこと、水の密度が充分大きいためエネルギーの集中が可能なこと、風力発電と異なり出力の正確な予測による電力供給が行えることがあります。
デメリットは、貝などの付着の除去や機材の塩害対策などに維持管理費がかかる一方で、耐用年数が5〜10年と短いため、コストパフォーマンスが悪いことがあります。
こうしたことから、函館では海の環境への影響が大きい潮汐発電以外の方式による潮力発電を検討しています。
次のページからは実際に私たちが教えていただいた話についてまとめていきます。