どうして潮力発電?
発電に挑むことになったきっかけとしてはまず、国が海洋技術を重要だと判断したことにあります。
理由として、日本の領海は領土の10倍と言われているため、その地の利を利用しない手はないからです。
そして「海洋資源に力を入れたい」という要望を組んで発電をすることになりました。
ではどうして“潮力発電”だったのでしょう?
それは、エネルギーミックスと呼ばれる「原子力発電の発電量を他の発電で賄おう」という考えと、「函館の立地と歴史の特徴上、陸上よりも海上の方が再生可能エネルギーのポテンシャルがある」という理由があったからなのです。
次のページではその“函館の立地と歴史の特徴”について考えます。