スターリングエンジンとは?
私たちは情報収集の途中で見つけた「未来のエンジン」と呼ばれるスターリングエンジンに興味を持ち調べてみました。
スターリングエンジンとは、気体を温めると膨張し、冷やすと収縮するという性質を利用して作られる機関です。
この技術は1816年にスコットランドの牧師ロバート・スターリングが当時全盛だった蒸気機関に対抗して開発したもので、爆発の危険が蒸気機関より少ないため最初は重宝されましたが、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの登場により動力の主流ではなくなりました。
では、なぜ今再び注目され未来のエンジンとよばれているのでしょうか?
どうして「未来のエンジン」と呼ばれるの?
スターリングエンジンが注目されている理由は数々ありますが、主に、3つほどあげられます。
まず1つ目、スターリングエンジンは燃料を使う場合でも、燃料を静かに燃焼させているため、排出ガスがクリーンであるうえにとても作動音が静かです。
2つ目は熱効率がディーゼルエンジン並みに高いということです。熱効率が高いということは、資源を無駄にしないことにもつながります。
そして、最後の3つ目ですが、スターリングエンジンは温度差さえあれば動く…つまりどんな<熱源>、どんな<場所>であっても利用できるということです。この原理を生かせば、地熱や太陽光、排水でさえも利用できる可能性があるのです。