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どんな薬?


<薬の種類>

・ヒキガエル⇒ヒキガエルは耳の後ろにある腺から毒を分泌します。
         漢方薬では「蟾酥(せんそ)」と呼ばれ、内服処方します。
         現在では強心剤の材料として利用されています。
         強心剤は心不全の人に使用し、弱った心筋を収縮させる働きがあります。

・ハチ⇒ハチの針を使ったハチ毒療法という処方があります。
      これはミツバチの針をつぼや痛みのあるところにさしてわずかに毒液を入れ、様々な疾患を治す療法です。
     この療法は肩こり、ねんざ、関節リウマチ、ウイルス性疾患など幅広い疾患に効果があります。

・ヘビ…ヘビの毒は抗凝固薬という、血液が固まらないようにする薬に利用されます。
     この薬は心房細動の患者に処方されます。
     心房細動とは心房の規則的な動きが伝わらず、心室の収縮が不規則な間隔で起こる状態のことです。
     悪化すれば心不全や脳梗塞という危険な病気になってしまいます。
     脳梗塞などの病気は血液の凝固が原因です。

・イモガイ…イモガイの毒、コノトキシンは鎮痛剤になります。
        イモガイから採取できる鎮痛剤はモルヒネの1000倍の効果があるといわれています。
        今後、アルツハイマーやパーキンソン病の治療に役立つ薬もイモガイのコノトキシンから作ることができるといわれています。



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