分析結果の比較と考察

 ■比較

【千秋楽の勝敗】
 レビック教授の分析期間では崖っぷちの力士が勝つ可能性がおよそ25%高くなっていましたが、私たちの分析期間では勝率38%から57%に50%(=19/38)も高い結果となっています。

【再び同じ顔合わせをした時の勝敗】
 レビック教授の分析期間では1回目に負けた側が勝つ可能性は、3回目、4回目よりも3〜4倍高くなりましたが、私たちの分析期間においては、2回目が40%で3、4回目が42%と極端な差はありませんでした。

 ■考察

【千秋楽の勝敗】
 7勝7敗と8勝6敗で実力が拮抗する対戦なので、勝率5割に近づくことが期待されます。休場前は25%に対して休場後50%増とはいえ、実は、勝率が38%から57%へと勝率5割に近づいていたのです。

【再び同じ顔合わせをした時の勝敗】
勝率5割に近い結果に収束しています。

※ このように、ビッグデータは相関関係で結論がわかれば、因果関係の理由は探しません。そこがビックデータの強みなのです!