火災の原因
火災の原因のランキング
1位:「放火」
出火原因の第1位となっており第4位の「放火の疑い」と合わせると、約20%にのぼってしまう。
2位:「コンロ」
天ぷら油からの出火などが含まれていて、消し忘れなどから起こることが多い。
3位:「たばこ」
平成16年〜20年にも、3位内には必ずあった。寝たばこによる出火や、ポイ捨てによる出火などが挙げられる。
4位:「放火の疑い」
平成16年〜21年まで、不動の4位である。
5位:「たき火」
風にあおられた火の粉が飛び火したり、火を消し忘れたりで起こってしまいます。
6位:「火遊び」
火遊びには、ライターが最も多く使われており、これによる幼児・児童の死亡例も多数あります。
7位:「火入れ」
土地を肥やすため、山野の枯れ草や雑木などを焼くこと。野焼きともいう。
8位:「ストーブ」
石油ストーブなどからの出火が主な原因となっている。
9位:「電灯・電話等の配線」
配線などの部分に埃があったり、配線が緩いとそこから発火します。
火災の原因の割合
図1<上に挙げた原因の割合>凡例
放火 | |
コンロ | |
たばこ | |
放火の疑い | |
たき火 | |
火遊び | |
火入れ | |
ストーブ | |
電灯・電話等の配線 |
図2<失火と放火の割合>
凡例
失火 | |
放火・放火の疑い |
考察
図1のグラフを見ると、放火が1位で12.9%となっています。放火の疑いも合わせると約20%と2位のコンロと10%も離して一位になります。
しかし、図2のグラフを見てみます。このグラフは放火・放火の疑いと不注意による火災(失火といいます)のグラフです。
このグラフでは、放火の割合より、不注意によるものが2倍弱あります。
つまり、火の扱いに注意すれば防げる火災が多くあるということです。
このページの資料は2010年度のデータを元にしております。