壊れちゃう部屋、壊れない部屋
上の部屋では色々なものが揺れています。どうやったら安全でしょうか?
揺れている物をクリックすると答えが分かります。下のメニューからも選べます。
窓の対策
窓ガラスによる被害
@割れたガラスで怪我をする
A地震後の片づけでも怪我をする可能性がある
対策方法
夜はカーテンを引いて就寝する
そうすることで、窓際で寝ている際などに突然、窓ガラスが飛んでくるのを防ぐことが出来ます。
ガラス面には飛散防止フィルムをはる
飛散防止フィルムとは窓ガラスに張る透明の特殊なフィルムです。
これを張ることで割れてもバラバラに広がりにくく、怪我を防ぐことが出来ます。
飛散防止フィルムについて詳しくは用語解説を参照下さい
照明の対策
照明による被害
@落ちてきて怪我をする
Aつりさげ式の場合天井に当たり破片が落ちてくる
対策方法
4隅をチェーンやワイヤーで固定する
そうすることで、落ちてくる心配が少なくなり、安全です。
電球部分にカバーを付ける
蛍光灯用などに取り付ける式のカバーが売っています。それを付ける事で下に落ちても破片が飛び散らず安全です。
冷蔵庫の対策
冷蔵庫による被害
@転倒し、大怪我をする
Aドアの前に倒れ、逃げ道を塞いでしまう
対策方法
キャスターカバーを付け移動しないようにする
多くの冷蔵庫には動かしやすいよう、下部にキャスターが付いています。これが原因で地震の時、動いてしまって危険です。
そこにキャスターカバーを付けることでキャスターで動かないようにします。
ベルトを付け、固定する
一般的に冷蔵庫には後ろにベルトなどを通せる取っ手がついています。ここにベルトを通し、壁に固定します。
こうすることで、冷蔵庫の転倒を防ぐことができます。
テレビの対策
テレビによる被害
@落ちてきてけがをする
A割れてガラスを踏む
対策方法
台や壁に固定します。詳しい方法を下で解説します。テレビ台と固定できるようになっている場合
取扱い説明書に従いテレビ台にテレビを固定します。
テレビ台自体が動いてしまっては仕方ないため、テレビ台もできるだけ床や壁に固定します。
テレビ台と固定できるようになっていない場合
L字金具で固定
L字金具でテレビ台とテレビを図のようにつなぎボルトで固定します。
紐とヒートンで固定
テレビを支えられるくらいの強度を持った紐とヒートンで図のように固定します。
ゴムシートによる固定
耐震シートと呼ばれて売っているゴムシートをテレビの下に敷きます。この方法は他の家電にも応用ができます。
暖房器具の対策
暖房器具による被害
@倒れた際にカーペットなどが燃える
A倒れ掛かってきた場合やけどする
B大きなもの場合落ちてくるなどで怪我をする
対策方法
衝撃を受けると停止する暖房器具を使う
石油製品ではついていないものもありますが、電気製品の場合は衝撃を受けると停止するシステムを持ったものが多く存在します。こういったものを使うことで地震時の火災・燃え移りを防ぐことが出来ます。
近くに燃えやすいものを置かない
当たり前のような事ですが、忘れてしまう事が多いです。倒れて万が一燃えうつってしまっても被害を最小限に抑えることが可能です。
燃えやすいものと言うのは具体的に
- カーテン
- 服
- カーペット
- 紙
- プラスチック製品
- ガスボンベ
などです。
タンスの対策
タンスによる被害
@中に入っている物が飛び出し怪我をする
A倒れてつぶされてしまう
B倒れて避難路を塞いでしまう
対策方法
扉に開閉防止の金具を付ける
地震によって中身が飛び出してしまうことを防ぐため扉が勝手に開閉するのを防ぐために金具を付けるとよいです。今は、防災について関心が高いのでホームセンターなどに行くと開閉防止用のグッズが売っていますのでそれを付けると簡単かつ安全です。
タンスを金具などで壁と固定する
L字金具でタンスと壁を固定することで転倒することを防ぐことが出来ます。
壁に穴をあけて固定するのが一番安全ですが、壁に穴を開けたくない場合はタンス防災用の突っ張り棒が売っているためそれを付けることで完全とは言えませんが固定することが出来ます。
通路の角に置かない
タンスが転倒したり、中身が散乱したりしたときに通路の角にタンスがあると通路を塞いでしまい速やかに避難することが出来ません。防災のことを考えて家具の配置をすることが大切です。
ピアノの対策
ピアノによる被害
@重いものが多く、当たると怪我をする
A車輪がついている為部屋の中を動き回る
対策方法
太めの柱などに固定する
ナイロンテープなどを本体に巻き付け、柱などに固定する。こうすることで簡単に動かなくなります。
専用の滑り止め具を付ける
キャスターの留め具には、洋式用・和式用などの種類が用意されています。
これらを取り付けることで動きにくくなります。
本棚の対策
本棚による被害
@本が落ちてきて怪我をする
A転倒し、避難路を塞ぐ
対策方法
バンドを掛ける
本が落下しないように本が入っている部分にバンドをすると落ちにくくなる。
本同士に隙間が無いようにする
隙間があると落ちて来やすくなるため、詰めて配置するか、ブックエンドを利用して隙間をなくす必要があります。