実際に地震が起きたら? 〜屋外編〜
1.住宅地
強い揺れに襲われると、住宅地の路上には落下物や倒壊物があふれます。
●住宅地の路地にあるブロック塀や石塀は、強い揺れで倒れる危険があります。
揺れを感じたら塀から離れましょう。
●電柱や自動販売機も倒れてくることがありますので、そばから離れましょう。
●屋根瓦や二階建て以上の住宅のベランダに置かれているエアコンの室外機、
ガーデニング用のプランターなどが落下してくることがあります。頭の上も注意しましょう。
●強い揺れが起きると、耐震性能の低い住宅が倒壊する場合もあります。これにより瓦礫や窓ガラスが
道路内に散乱する可能性もありますので、揺れを感じたら周辺の状況に注意しましょう。
2.オフィス街・繁華街
中高層ビルが建ち並ぶオフィス街や繁華街では、
窓ガラスや外壁、看板などが落下してくる危険性があります。
鞄などで頭を保護し、できるだけ建物から離れましょう。
●繁華街では、オフィス街には少ない、店の看板やネオンサインなどの落下・転倒物が加わります。
強い揺れに襲われた際には十分注意しましょう。
3.海岸
近くに高台がない場合は、3階建て以上の建物を目指し、3階より上に上がります。
●津波は繰り返し襲って来て、第一波の後にさらに高い波が来ることもあります。
いったん波が引いても絶対に戻ってはいけません。
●避難標識が整備されている場合には避難する際の目安になります。
●海水浴中の場合は、監視員やライフセーバーがいる海水浴場では指示に従って避難しましょう。
4.川べり
津波は水を湛えている川を遡ります。
●流れに沿って上流側へ避難しても津波は追いかけてきます。 流れに対して直角方向に素早く避難します。
5.山・丘陵地
落石に注意し、急傾斜地など危険な場所から遠ざかりましょう。
●登山やハイキングで山にいる時に強い揺れに襲われた場合には、
まず落石から身を守りましょう。
●地震で地盤がゆるみ、崩れやすくなっている可能性がありますので、
ガケや急傾斜地など危険な場所には近づかないようにしましょう。