ある日のこと、殿さまと小金丸はいつものように狩りに出かけました。 その日はえものもたくさんとれて、殿さまと小金丸はつかれて 大きな木の下で昼ねをしました。 しかし、それからしばらくすると、 殿さまは小金丸の鳴き声におどろいて目をさましたのです。 「これこれ、どうしたのじゃ。しずまれ、しずまれ」