小金丸はしずまるどころか、きばをむいて、ますますほえるのでした。 「小金丸、どうした、気でもくるったか!?」
「おのれ、小金丸!! きさまもやはりただの野良犬であったか!!」
殿さまは飛びかかってくる小金丸を切りつけたのです。