するとどうでしょう。小金丸は とてつもなく大きなヘビの首に くらいついているではありませんか! そう、小金丸は殿さまをねらっていた大蛇から 殿さまを助けようとしていたのです。 大蛇の首にくらいついた小金丸は死んでも大蛇を はなそうとはしませんでした。 「何ておろかな事をしてしまったのだろう。 こんなにかしこい犬を切ってしまうとは。 ゆるせ、小金丸。」 殿さまは泣いて小金丸にあやまりました。