おじいさんは 考えたすえに 自分のしていた 手ぬぐいを
さいごの おじぞうさんの頭に かぶせて あげたのでした。
「わしの きたない 手ぬぐいで もうしわけないが これで かんべんして 下さい」
そう言うと おじいさんは 雪の中を
家にむけて 歩きはじめるのでした。
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