蘭印航空撃滅戦

 台南空と3空の零戦隊は比島航空撃滅戦を終えると蘭印に方向を変え、2月3日に54機がジャワ上空で米蘭空軍戦闘機隊と大空中戦を展開し約90機を撃墜して1日でジャワの制空権を獲得した。これをきっかけに東部ジャワ進行作戦、チモール島進攻作戦、バリ島進行作戦と、3月9日に蘭印作戦が終了するまで、この方面の敵兵力の撃滅に活躍した。
 3空は1月12日にセレベス島のメナドに進出してから3月3日にチモール島のクーパンに移るまでの間に、撃墜86機、大破炎上90機という戦果を挙げている。比島航空戦を含めると、3空の戦果は撃墜約150機、大破炎上約170機をに達していた。
 マレーシンガポール方面の作戦を終えた22航戦戦闘機隊もバタビア攻撃、パレンバン攻略船団の援護などに活躍した。
 この間に空母赤城、加賀、蒼龍、飛龍の零戦隊は2月19日の機動部隊と陸攻隊のポートダーウィン空襲の際に36機で撃墜4機地上撃破8機という戦果をあげたほか、ジャワ南岸のチラチラチャップの攻撃などに活躍した。

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