アザラシの大量死の原因として「ウイルス」が直接的に関わっていることが解明された。だが、このウイルスがどこからやってきて、アザラシたちに広がったのかという問題は依然として謎のままだ。
このジステンバーウイルスハイムのほかにも、イタチなどの肉食動物に感染することがわかっていて、死亡率は約50%とされている。しかし、アザラシの場合はこの死亡率が軽く50%を超えている。多いところでは80%にも上るとされていた。
この異常な死亡率の高さの原因として次の2つが考えられている。1つは、アザラシにとって初めて遭遇するウイルスだったために症状が重くなったということ。2つめは、体内に蓄積されたPCBなどの科学物質によって免疫力が下がっていたためといった意見だ。