● Double Dealer "Stress" - Eustress & Distress - ●
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とめ
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 今までのおさらいも含めて、ここで一つたとえ話をしましょう。

 人を「」に例えるなら、ストレス耐性はその山に生えた「木々」でしょう。そしてストレッサーは雨といったところです。

 ストレッサーという雨が降った時、山(人間)に生えた木々(ストレス耐性)はその水を貯えます。この時、しっかり根を張っていないとちょっとの雨で土砂崩れを起こしてしまいます。
 この「土砂崩れ」がストレスに負けた状態、すなわちストレス病(適応病)にかかった状態というわけです。

 さて、木は雨水を溜めるわけですが、どれくらい溜められるかは木々の根っこ次第です。根がたくさん張っているほど、木が丈夫で根が太いほど、水は貯えられていきます。しかし、木も弱くなったり病気になったりします。
 そうなれば貯えられる水の量(ストレス容量)も減ります。水(ストレッサー)は木にとってなくてはならないものです。これがなくては生きては行けません。
 しかし少なくても駄目、多くてもいけません。人もストレスがなければ駄目な人間になってしまいます。また、水が溜まれば木も葉や根から徐々に水を逃がします。これがストレス対処に当たります。不必要なストレスを排除する意味で、ストレス対処は非常に重要です。


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