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トレス対処
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ストレス対処とは

 人はストレスを認識した時、ストレッサーをなんとか無くそうとします。これがストレス対処です。
 一つのストレッサーに対してその対処法は無数にあり、人は性格や状況に合わせて使い分けます。ストレス反応が深刻であればあるほどそのストレス対処法が重要となり、対処が必要となってきます。

 ストレス対処は次のタイプに別れます。

  1. 直接対処。ストレッサーを直接操作しようとすることです。
  2. ストレス状況の解釈を調節。ストレス状況の意味合いを変えてストレスを和らげる、または感じなくしようとすることです。
  3. ストレス状態をコントロール。ストレッサーは変わりませんが、相対的にストレスを和らげる、または感じなくしようとすることです。
  4. ストレスから一時的に逃避。ストレッサーもストレス状態の度合いも変わりませんし、この行為によって問題が解決することはありません。

 例えば、住んでいる部屋の「騒音」というストレッサーへの対処法として、

A→国に抗議する、音楽を聴く、防音壁にする、引っ越す。
B→気にしないようにする、部屋に他の長所を見つける。
C→趣味に没頭する、不平をこぼす。
D→アルコールを飲む。

対処法が成功するか否か、の要素

 様々な対処法をとっても、あまり功を奏さなかったり、反対に裏目に出たりすることがあります。では上手な対処をするにはどうしたらよいのでしょうか。ここに上手な対処法すると言われている人の傾向を挙げておきます。

  1. 楽観主義。良い方向へ変わることができるという期待を持っている
  2. 考え得る解決手段が実行できる
  3. やり方に固執しない柔軟性がある
  4. 援助や付加的な情報を見つけられる

 この傾向は、ワイズマン(Weisman)、ウォーデン(Worden)、ソーベル(Sobel)がマサチューセッツ総合病院で行った研究で明らかになったものです。
 彼らは癌患者が自分の病気や治療に対していかに対処するかを研究しました。


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