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トレス状態の段階
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ストレス状態の段階

 汎適応症候群が体内で起こっている間、私たちの体や心は徐々にストレッサーに対してストレス反応を示すようになります
 ストレッサーが無くなるなどして刺激が無くならない限り汎適応症候群は続き、それに伴ってストレス反応が生じます。この動きには、以下のような段階があります。

<ストレス状態の段階>

ストレッサー
<知覚・判断・解釈> 「安全」
「危険」 GAS消失
警報期
:抵抗力の変動
<ストレス反応> 「有効」
「無効」 GAS消失
防衛期
:抵抗力が最大
<対応・ストレス対処> 「有効」
「無効」 GAS消失
疲弊期
:抵抗力低下、病気・死

(1)警報期:ストレッサーを認識した時に体が防衛体制を作る期間。
 恒常機能を保つために汎適応症候群が生じます。
 この時、まずはじめに一時的に抵抗力が低下する「ショック相」が現れます。血圧、体温、神経活動など、体のどの機能も働きが低下します。
 続いて「抗ショック相」が現れます。徐々に抵抗力が増して、体の機能が上昇し、加えて副腎皮質が肥大し、ホルモンの分泌が盛んになります。

(2)防衛期:抵抗力が最大の状態です。
 ストレッサーに適応しようと防衛的な身体反応が起こります。

(3)疲弊期:適応能力に限界が訪れ、抵抗力が低下していく期間です。
 ストレス反応が過剰に働いたり、一切のストレス反応が起こらなくなったりします。
 病気を招いたり、ストレス病にかかってしまうのはこの時期です。また、死に到ることもあります。


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