一番目の作者
名前：天智天皇（てんちてんのう）
生没年：626〜671
性別：男性
出典：「後撰集」
経歴：38代天皇です。もとは中大兄皇子戸名乗っていい
ます。645年、当時、天皇にも対抗できるほどの力が
あった蘇我氏を倒しました。そして、孝徳天皇の皇子
となり、大化改新に着手しました。後に、近江国に大
津京を造営しました。
二番目の作者
名前：持統天皇（じとうてんのう）
生没年：645年〜702年
性別：女性
出典：「新古今集」
経歴：41代天皇です。天智天皇の第二皇女で、天武天皇の
皇后です。壬申の乱のときに夫である天武天皇を助け
て以来、宮中で重きをなしていきました。天武天皇と共に、
中央集権化をはかっていきました。そして、皇位につき
、当時の文化か文芸を保護しました。また、持統天皇
は、藤原京も造営しました。
三番目の作者
名前：柿本 人麻呂（かきのもとのひとまろ）
生没年：未詳
性別：男性
出典：「拾遺集」
経歴：「万葉集」を代表する歌人で、持統天皇の時代に活躍
しましたが、よく経歴は分かっていないところが多い人
物です。人麻呂の作った、短歌や長歌はとても優れて
いる作品が数多くあります。平安時代の歌人たちに和
歌の神様として崇められるようになりました。
四番目の作者
名前：山部 赤人（やまべのあかひと）
生没年：未詳
性別：男性
出典：「新古今集」
経歴：聖武天皇の時代で、活躍した歌人です。「万葉集」に
数多くの作品を残しましたが、赤人の歴史は、良く分か
っていません。赤人は、天皇の行幸に従って、吉野や
難波に行き、多くの歌つくりました。他にも、関東、四
国などを旅し、心に残った風景を、たくさんう和歌にし
てのこしました。赤人も人麻呂同様に、和歌の神様と
して敬われてきました。
五番目の作者
名前：猿丸 大夫（さるまるだゆう）
生没年：未詳
性別：男性
出展：「古今集」
経歴：伝承上の人物で、実在しなっかたのではないか、
といわれています。猿丸大夫のことは、なぞが多く
「百人一首」に載っている作品が本当に大夫の物
なのかはっきりしていません。
六番目の作者
名前：中納言家持（ちゅうなごんやかもち）
生没年：718年〜758年
性別：男性
出典：「新古今集」
経歴：大伴家持といい、大伴旅人（おおとものたびと）の子供
です。少年時代を九州の大宰府で過ごし山上憶良（やま
のうえのおくら）や小野老（おののおゆ） などと共に歌を
つくり、過ごしました。家持の時代の大伴氏は、ちょうど後
退期に入っていたので、家持はなかなか昇進できませんで
した。中納言になってすぐに亡くなってしまします。 しかし、
家持は「万葉集」を編集しました。
七番目の作者
名前：安部 仲麿（あべのなかまろ）
生没年：701年頃〜770年
性別：男性
出典：「古今集」
経歴：奈良時代の遣唐留学生の一人です。後に唐の高官に
なりました。716年に留学し、唐の大詩人である、李白や
王維らと親交を結びました。しかし、753年に帰国しようと
しますが、失敗していまい、安南に漂着してしまいました。
結局、帰国するこつができず、唐で一生終えました。仲麻
呂の歌には、仲麻呂自身の気持ちが、濃くにじみ出ています。
八番目の作者
名前：喜撰法師（きせんほうし）
生没年：未詳
性別：男性
出展：「古今集」
経歴：六歌仙の一人です。しかし、経歴や、家柄などは、全くはっ
きりしていなくて、謎が多いです。また、「百人一首」に採られ
た「わが庵は」と一首しか記録にありません。鴨長明が書いた
本の中に、「宇治山に喜撰法師が住んでいた跡がある」と書か
れています。
九番目の作者
名前：小野小町（おののこまち）
生没年：未詳
性別：女性
出展：「新古今集」
経歴：六歌仙のうち、唯一の女性です。宮廷に仕えたこともあり、
在原業平と歌の贈答をしました。勅撰集にもたくさんの歌が
収められています。また、絶世の美女としてもとても有名で
数多くの伝説が存在しています。
十番目の作者
名前：蝉丸（せみまる）
生没年：未詳
性別：男性
出展：「後撰集」
経歴：生涯については、確かなことは何一つ伝えられていません。
伝説上の人物なのか、それても本当に実在したのか、すら分
かりません。しかし、説話に出てくる蝉丸は、盲目で、琴（また
は琵琶）の名人だと伝えられています。
TOP
NEXT
INDEX