「折り紙」のあれこれ　　　　　　　　　

教　材

明治時代の始め、折り紙は幼児教育の中へ取り入れられました。

それは折り紙が初等幾何の基本教材としての評価をされたからでした。

ところが時間がたつにつれてこの主旨は忘れられ折り紙は「模倣にすぎなく創造性をそこなう」としてはずされました。しかし幼児たちの情操教育に対する効果が認められ、明治時代後期から大正にかけて再度幼児教育に取り入られました。

　　＜折り紙の授業風景＞　飯山幼稚園　

もともと幼児用の遊びとされてきた「折り紙」ですが、現代ではそのさまざまな造形性と幾何教材としての側面が見直されてきているといえます。