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紙 ーPaperー |
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紙は木材の繊維を取り出したパルプで作られます。では、そのパルプに使われる原料はどこから来ているのでしょうか?
パルプの原料(%)
紙の原料の46.4%は木材から作られるパルプだということがわかります。その内訳を見てみると、輸入パルプが約10%、国産材から作られるパルプが約13%、北アメリカ・オーストラリアから輸入した木材によるものが約20%となっています。また、森林伐採が深刻な問題になっている熱帯地域の輸入材を使ったパルプは約3%となっていることもわかります。
パルプに使われる木材は、丸太を製材にした時に出た残りの木材や製材に向いていない細い木や曲がった木、芯が腐ってしまった木が使われています。
さらに、日本の製紙会社では1971年から海外への植林をしています。現在、王子製紙、日本製紙、大王製紙、三菱製紙、北越製紙 などの製紙会社で、2010年までに合計で55万ha植林しようとしています。 海外の製紙会社や紙製品会社も積極的に植林を進めています。 現在、紙の木材原料の1/3は植林木を使っています。
日本は一人あたりの紙の使用量がとても多い国です。だからこそ、環境への影響を少なくする必要があります。今度は紙の原料の53.6%を占めている古紙について見てみましょう。
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