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古紙のリサイクル

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古紙とは製紙メーカーから製品として世の中に出された後、再利用を目的にゴミとは別に回収されたものをいいます。家庭や企業などで一度使われた紙の他、紙製品などを作るとき切られた余りの紙も古紙にあたります。  
古紙の再生の仕方は紙・板紙の種類によっても異なりますが、おおよそ次の4つに分けられます。
  1. 古紙をほぐして繊維に戻す(離解)
  2. 古紙に含まれている異物やゴミを取り除く(除塵)
  3. インキを除去する(脱インキ)
  4. 漂白する
一般に古紙を再生した再生紙は、見た目の質が落ちる、手触りが悪い、普通の紙より値段が高いと思われ避けられていました。しかし、現在の日本の再生技術は、海外でも評価されるほど高水準にありこれらの問題も次第に解決してきています。
シールやステッカー、プリントクラブに使われている紙のことをタック紙といいます。タック紙に使われる合成粘着剤は、水に溶けずに固まり、紙の繊維と 分離しない性質を持つので、リサイクルには不向きといわれていました。 しかし、水につけても固まらずに細かく分散し、紙の繊維と混ざりやすい 技術が開発されたことで、再利用できるようになりました。 また、台紙を必要としないタック紙の開発も進められています。
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