Hiramoto and Wachi

1世界の現状
2動物王国ケニアの現状
3減少・絶滅の原因
4減少している動物  
5保護(世界の取り組み)
6今私達が出来ること
 
 




1世界の現状
  
   現在、野生動物の種の数は約175万種です。しかし、それは確実に存在する動物であって、
   推計によると地球上に存在する種の数は700万〜2000万種と言われています。
  野生生物は1990年代 から急激に減少し始めました。その主な原因として熱帯雨林の減少
  あげられます。熱帯雨林には地球上に存在する種の40%以上が、熱帯雨林に存在していると
  考えられています。 その熱帯雨林が減少したことにより1990年〜2020年の間で全世界の
  5〜15%の生物種が絶滅 すると予測されています。
  現在野生生物種の減少が最も進行しつつあるのがアフリカやラテンアメリカ、 東南アジアの
  熱帯地域です。近代以降人口の増加と技術の進歩が自然の生態系に影響を与え
   現代では地球環境が、あまりに急速に変化しているので、ほとんどの種が変化に適応することが
   できず、多くの動物の絶滅は、ますます速度を増すようになりました。
  つまり、生物は環境の変化に 追いつけないのです 
 

2動物王国ケニアの現状

      ケニア:   面積582.646平方km(日本の1.57倍) 
             人口2.788万5000人(1995年)
             平均気温 26℃
             大雨季(3月〜5月) 小雨季(11月頃)それ以外の乾季に分かれている
             雨季には日に何日かのスコールがある
             国の大部分は海抜1.700メートルの高原サバンナ地帯 
                 
     GEMS:         人の健康を保護し、必要な天然資源を保安するために世界の環境を監視する
              活動の始まりで、1974年から開始されたGEMSの活動を調整するための組織が
              ナイロビにあるUNEP本部に置かれている。

  生息する動物:  ゴリラ・チンパンジー・以外はほとんど生息している
                 
      
    保護施設:    動物の保護施設が約20ヶ所ある
     
  @ナイロビ国立公園  自然野生をそのまま保全にするため、人間の存在・
                活動を極限まで制限し、限られた人間のみの(管理
                                   要員とその家族など)住居が許される。
                 国内での放牧・農耕その他の一切の産業活動は
                認められない。
                 国の機関であるケニア野生動物公社が所有・管理
                する。                      
                 公園内は車で野生の動物を見て回ることが出来ます。
                 レンジャーの人が、毎日広い公園をパトロールします。
                 ここの動物がけがをした場合、きちんと手当てをして
                 保護する施設があります。
          
  A国立保護区       ナショナルパークと趣旨は同じだが、住民の住居・放牧・水利・農耕などの
   (ナショナルリザーブ) 即得権をある程度認めている。かつてはゲームリザーブ(動物保護区)と
                 呼んでいたが現在はナショナルリザーブに改められた。
                 管理は国だけでなく地方自治体である。
               
   Bアンボセリ国立公園  面積 392平方km 標高 1100〜1200m             
                 タンザニヤの国境近くにあるナショナルパーク
                 広さはほぼ神奈川県ほどで、800頭以上のゾウがいることで有名。
                 しかしこのゾウたちも周辺の開発と密猟に追い立てられて集まってきた結果で
                 アンボセリ国立公園は、いわば避難所となっている。
   
  Cアバーディア国立公園  面積 715平方km 標高 1829〜4000m
                  ケニアの中央部のアバーディア山脈一帯を含む森林公園
                  ここには世界的にも有名な「ツリートップホテル」がある。
                  もともと動物研究の専門家達が気の上に設けた箱のような観察小屋だったのが、
                  そのうち一般旅行者達も泊り込むようになって、それが発展してロッジとなった。
                  森林地帯なのにライオンが意外に多い。
     
   Dナクル湖国立公園   面積 188平方km 標高 1753〜2073m
                 ナクル湖はグレートリフトバレーに沿って点在するソーダ性湖のひとつ。
                 鳥類保護区としては世界的で、湖一面を覆い尽くす100万羽を超えるフラミンゴや、
                 450種類以上にも上る水鳥の宝庫である。
   
 Eマサイ・マラ国立保護区  面積 1672平方km 標高 1500〜2170m
                 タンザニアのセレンゲティ国立公園と隣接している。大阪と同じ位の広さで
                 ケニアで最も多くの動物が生息している地区。
                 ゾウ・ライオン・チーターなど、サバンナの大物たちはまず間違いなく見れる。
                 セレンゲティとの間で年に2回起こるヌーの大移動は有名。         
 
 

 減少してきている動物:  ケニアは現在、野生動物の減少が最も進行しつつある国の一つです。
               
 

ゾウ ケニアに住むゾウは今から50年前は、
ナイロビの街からちょっと離れた所に行けば
みられたが、1970年代象牙が投資の対象
になり密猟が増え、ゾウは危機的状況に陥
りました。しかし世界的にそれが非難され、
ゾウを保護しようということになりました。
しかしゾウは巨体でしかも家族で行動するの
で、一カ所に囲んでおいてもすぐ餌が足りな
くなってしまい、囲んでおいた柵を壊し農作物
を食べてしまうという被害が多発し今度は別
の意味でゾウがやり玉にあげられ、場合に
よってはゾウを撃ち殺してもいいことになった
ことがありました。
シロサイ アフリカ東部に300頭生息し、南アフリカ
に5900頭生息しています。サイの角は高級なので、
密猟が多く、どんどんとられていってしまいます。
          
 

 

3減少・絶滅の原因 
 
   野生動物が減少したり、絶滅したりする原因はたくさんあります。
   人口の増加により、動物の住む森が奪われたり、人間が使う資源を取りすぎたり、密猟など
   そのほとんどが人間によるものです。
 

    原因
         

@乱獲
 

A生息域の減少
 

B生態系の変化

       

   @乱獲   哺乳類の5分の1は、人間によって過剰利用されています。食、牙、医薬品のために過剰
         捕獲されたり、家畜の捕食者として人間と競争するために殺されています。
         特定の哺乳類動物の肉や皮、角、牙、骨などの需要量が高まるとその種がものすごい
         勢いで減少してしまうこともあります。
         例えば、クジラやゾウ、サイなどの個体数減少などはよく知られています。
        
         カメルーンやコンゴ共和国、その他の国々の一部では地方の住民が現金を得る
         主要な手段として、野生動物の肉を商人に売ることがあります。
         住民が野生動物を捕獲する狩猟の多くは、人々の生存のためであり、特に先住民に
         とっては、動物の肉が、重要な蛋白源になっています。
         しかし、狩猟が個人消費だけでなく、市場に供給するために、野生動物を殺すことも
         少なくありません。   
         中央アフリカの森林では、ゲームハンティングや肉の取引のために、ものすごい勢いで
         野生生物を無差別に捕獲しています。    
        
   A生息域の減少 
        
    T森林伐採  野生動物と、森林伐採は密接に関係しています。
            動物が生息する地域の大部分には自然が多くあります。
            しかし、人口が増加するにつれて宅地化が進み、もとあった自然が消えつつあります。
            従って、生息地域が減少し、宅地化が進むと他にも影響を与えています。
            それは野生動物の肉の取引です。森林伐採のために、それまでは隔絶されていた土地
            に道が通り、ハンターは狩猟対象動物が多くいる所に入って行けるようになりました。
        
  U熱帯雨林の減少  世界中で集中攻撃を受けている熱帯雨林は、陸地のわずか7%を占めるに
                過ぎないが、そこには40%以上の種が存在しています。
            その、熱帯雨林がどこよりも猛烈な勢いで破壊され、他のものに変えられています。
            熱帯雨林は焼畑移動耕作によって繰り返される火入れ、耕作のための農地への転用、
            過剰な薪炭材の採取、過放牧、無秩序な用材の伐採などが原因で減少しています。
            そしてそれに伴い、多くの動物が死んでいます。
            南アジアや東アジア、ブラジル東部の大西洋岸林等では、その土地固有の動物の、
            70%ぐらいが絶滅の危機にあります。   
            このまま熱帯雨林が減少し続ければ、2000年には世界中の熱帯雨林がなくなってしまうと
           予想されるほど、急速に減少しています。これは深刻な問題です。

   B生態系の変化
         
          生物には大きく分けて、肉食動物、草食
         動物、緑色植物があります。
         肉食動物は草食動物を食べ、草食動物
         は緑色植物を食べ、緑色植物は肉食動
         物と、草食植物が出した二酸化炭素を酸
         素にかえ、その酸素を肉食動物と草食動
         物が吸います。
         さらに小さな生物は、動物の排出物など、
         無機物を有機物に変えます。
         このような食物連鎖の関係が、何らかの
         原因により一つでもなくなったり、壊れた
         りすると、生態系に大きな影響が起きます。
         例えば、侵入種の影響です。
         本来ならその島や大陸に生息しない動物が、何らかの形で侵入してくるとその島に住む小型
         または中型の在来種が絶滅することがある。              
         他には、ある種の異常発生によって他の種が減少し、生態系のピラミッドが崩れることがあります。 
 
 


 

4減少している動物           
       
           野生動物の減少が最も進行しつつあるのは、アフリカ、ラテンアメリカ、東南アジアの
         熱帯地域です。しかしそれらの国々だけではなく、野生動物の減少は世界中で進行しています。

          
    絶滅しそうな動物

       トラ: トラの多いインドでは、トラの器官を媚薬や医薬品にしたり、
           伝統的な薬にするための需要が多く一頭のトラから得られる体の器官が、
           最大で500万ドルにもなることがあるので密猟が激増しています。
           そのため野生のトラは3000頭から5000頭ほどしか生息しなくなってしまいました。

      パンダ: 中国西部では、野生のパンダの総個体数は約1000頭前後で、
           生息圏が中国西部の小さな地域に限られているためクマの全種のうちで最も不安定です。
           世界的な関心も高く、多くの人から研究基金が寄せられ、現状はよくなりつつあります。    
         
      ゴリラ: 住居の破壊や人間の狩猟により絶滅の危機にさらされています。

     クロサイ: アジア、マレーシア諸島に3種生息し、熱帯アフリカに2種の、全5種しか生息しません。
           サイの角は非常に高級なので密猟が多く、5種のうち4種は絶滅寸前です。
   
    ユキヒョウ: 中央アジアの山岳地帯に生息していますが、毛皮のために捕獲されすぎています。

 アメリカシロズル: かつてはカナダ中部からアメリカ中西部、メキシコ湾岸にまで分布していましたが、
            数が減り、1930年代には繁殖地不明の15羽がテキサス州の海岸で越冬するのみと
            なりました。
            しかし厳重な保護により90年代のはじめには、個体数が200以上にまで回復しました。

    キツネザル: インド洋に浮かぶマダガスカル島やコモロ諸島に生息しています。
            現在、約50種類確認されているが、森林伐採や、食料、ペットとしての捕獲や密猟のため、  
            70%以上は絶滅の恐れがあります。

 ゴールデンライオンタマリン: 
            

ブラジル南西部の沿岸の熱帯地帯に生息しています。ライオンのような毛を持ったサルのような動物です。ブラジルで開発が進み、現在、野生のものは数百匹にまで減ってきています。
          
 シロナガスクジラ: 1930〜60年代にかけて鯨油、くじらひげ、肉などを目当てに捕鯨のえじきになり、
             絶滅しそうになりました。

   ザトウクジラ: 20世紀の始めに、絶滅寸前になったが1940年代からその数は増えてきています。      
    
       カモ: 北米大陸のカモの個体数がだんだん減ってきています。それは、水鳥の餌場や、
           繁殖地となる湿地がすみにくい環境になってきているためと予測されます。
           1988年の秋に南へ渡ったカモは、わずか6600万匹で87年に比べると800万羽も
           少なくなっています。
    
    既に絶滅している動物  
 

1600年から1949年までに絶滅した動物(哺乳類・鳥類)
絶滅した年
哺乳類
鳥類
1627年
オーロックス
 
1681年
 
ドードー
1768年
ステラーカイギュウ
 
1777年
 
タヒチシギ
1828年
 
オガサワラマシコ
1844年
  
オオウミガラス
1880年
フォークランドオオカミ
 
1883年
クアッガ
 
1894年
 
スチーブンイワサザイ
1905年
ニホンオオカミ
 
1913年
 
カンムリツクシガモ
1914年
   
リョコウバト
1931年
ジョンブルクジカ
 
   
   1768年に絶滅したステラーカイギュウは、10万年くらい前
   までは日本の海岸にもいましたが、1741年にベーリング
   海でロシアの探検隊に発見され、それ以来、食用として
   狙われるようになりました。
   コンブを食べるおとなしい動物で、傷ついた仲間を心配し
   て集まる習性があったので、漁師に見つかりやすく、どん
   どん殺されていってしまいました。
   20万年も続いた種が、たったの30年あまりで滅んでしまっ
   たのです。
 

    は虫類と両生類も哺乳類の仲間たちと同じく、種の種類がそれほど
    膨大ではありません。
    は虫類は6300種、両生類は4000種ほどが記録されています。
    しかし、両者ともあまり知られておらず比較的研究もされていません。
    は虫類の全体の五分の一と両生類の八分の一のみが、
    科学者により正式に保護状態を調査されているにすぎないのです。 
     
            これは、ごく一部で、他にも沢山の動物が絶滅しています。 
 

         

5保護(世界の取り組み)
     
      世界では、野生生物を守るための、様々な条約があります。その中でも有名な条約を紹介します。 
 

 ワシントン条約: 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
           アメリカのワシントンで採択され、1975年に発効された。
           条約の目的は、野生動植物の国際取引を輸出国と輸入国が協力して規制することにより、
           絶滅のおそれがある野生動植物の保護をはかろうとしたものである。
           規制対象の野生動植物は、絶滅のおそれの高いものから付属書T、U、Vに揚げられている。
           
            付属書T=ジャイアントパンダ、ゴリラ、トラ、オオサンショウウオ など575品目
           
            付属書U=ホッキョクグマ、グリーンイグアナ、カメレオン など246品目
 
            付属書V=国ごとの指定による。(カナダではセイウチ)など240品目

           Tに掲載されたものは、商業目的の国際取り引きは禁止され、学術目的の国際取引にも
           輸出国と輸入国の政府が発行する許可書が必要となる。
           U、Vに掲載されたものは、商業目的も可能だが輸出国政府の発行する許可が必要となる。
           日本は1980年に加入した。136カ国が加盟している。(97年現在)

ラムサール条約: 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約。
           1975年にイランのラムサールで採択された。     
           この条約は生物にとって、特に水鳥にとって価値の一番高い一方、容易に破壊されてしまう
           湿地を国際的に保全することと、適正に利用することを目的とした条約。
 
  

ラムサール条約での国内における登録湿地
登録年月
場所
面積
1980年  6月
釧路湿原
7,726ha
1985年  9月
伊豆湖・内沼
559ha 
1988年  7月
クッシャロ湖
1,607ha
1991年 12月
ウトナイ湖
510ha
1993年  6月
霧多布湿原
2504ha
1993年  6月
厚岸湖・別寒辺牛湿原
4,896ha
1993年  6月
谷津干潟
49ha
1993年  6月
片野鴻池
10ha
1993年  6月
琵琶湖
65,602ha
         
    
生物多様性条約: 世界の生物の保全を目的とした基本的な条約。
           1992年5月ケニアのナイロビで採択された。同年6月の地球サミットで日本を含む157カ国が
           条約に署名し、1993年12月に発行した。
           この条約は、地球上のあらゆる生物の多様さをそれらの生息環境とともに最大限に保全し、
           その持続的な利用を現実、さらに生物の持つ遺伝子から得られる利益の公平な分配を目的とし
           ている。

レッドデーターブック: 国際自然保護連盟(IUCN)が、野生動植物の絶滅を食い止めるための資料として
              生息の状況を明らかにしたもの。4段階に分けられている。
                  
              絶滅種(既に絶滅してしまった種)
  
              絶滅危惧種(絶滅の危機にひんしている種)

              危急種(絶滅の危険が大きい種) 

              稀少種(数が少ないなどの理由で絶滅が心配されている種)

       NGO: 国際自然保護連合(IUCN)は、NGOとして、国際機関や世界自然保護基金(WWF)
           などに援助、協力されて情報交換や調査研究、普及啓発活動などを行っている。
           これまでに「レッドデーターブック」「世界保全戦略」「新世界保全戦略」や、
           各種国際条約草案の作成などに取り組んできた。
           このほかにも多くのNGOがあり、様々な活動に取り組んでいる。

       WWF: 世界最大の民間自然保護団体で、1961年に創設された。
            現在WWFの本部がスイスに置かれ、24カ国に各委員会があり、6カ国に提携団体があり、
            約470万人と6000団体のサポーターに支えられている。
            WWFは、遺伝子、種、生態系のそれぞれのレベルの多様性を保安したり、
            再生可能な自然資源の持続提供を推進したり、環境汚染を減らし、資源、エネルギーの浪費を            防止したりすることを目的とする。
            自然環境の悪化を破壊から回復の方向に導き、人類が自然と共に暮らせるように
            なることを目的とする。
            WWFジャパンは1971年に発足し、WWF各国の委員会の一つとして活動している。
 

6今私たちが出来ること
     
       
         このように、動物たちが絶滅の危機におびえて暮らしているような状況を、一刻も早く改善
               できるように、私たち人間が努力しなければなりません。
       そのためには、動物のすみかを守るために、私たちが使用する資源を最小限に減らし
       少しでも多くの森を守り増やすことが大切です。
       具体的には、木からとれる紙の使用を減らすために、再生紙を利用しましょう。
       一般家庭でも、ミキサーや洗濯糊さえあれば簡単に紙は作れます。
       他には、人間が生きるために、どうしても必要な動物以外はむだに殺す事のないよう
       することです。
       最近は、動物を遊び半分に銃撃の的にし、銃で撃ったりするゲームハンティングなどを
       する人もいます。このような事をするのはごく一部の人ですが、こんな事は、
       絶対にあってはいけません。      
       森に住む動物も、海に住む動物も、人間も、みんな同じ地球に住む動物です。
       一つ一つの命を大切にしましょう。                    

       それから、象牙を買わないようにしましょう。象牙を買うと言うことは、間接的にゾウを
       殺していると言うことです。象牙の80パーセントは密猟によるものなのです。
       これにより、10年前にはアフリカにはゾウが150万頭いましたが、
       今ではその半分の75万頭に減少しています。言うまでもなく、あと
       10年で絶滅の危機にさらされてしまいます。
       身近なことで言えば、お土産屋で売っているサンゴや、トラの毛皮
      も買わないようにすることです。 
        この様なことは、私たちの力だけで十分です。私たちには消費者
       という強い立場があるのだから、
       先ほども言いましたが、象牙やサンゴ、トラの毛皮を極力買わない
       ようにすれば、それらの流通を防ぐことが出来ます。消費者という
       あなたの考えや意志がこれからの世界を大きく左右することになり
       ます。一人でも多くのひとが、世界の動物や、環境について考えて
                くれるようになるだけでも、動物は助かるのです。
 
 
 
 

                

Hiramoto and Wachi