トランシーバー
携帯型または可搬型の送受信兼用の無線電話装置。transceiverは送信機transmitterと受信機receiverを省略して組み合わせた合成語である。小型の無線機で固定局はもたず、見通し距離内のトランシーバー相互間で送受信に共通の周波数(26〜27 メガヘルツ帯に8種類)を使用するのがふつうである。同一の周波数帯を不特定多数の組が共用するため混信することも多く、通話可能範囲があまり広くならないように電波の出力も周波数により10Wまたは5Wに制限されている。同種のものに警察用無線、タクシー用無線などがあり、これらは市販のトランシーバーとは別の周波数の電波を用いている。