ＣＡＴＶ（シーエーティーブイ）
有線テレビジョンの一方式。共同アンテナテレビジョンcommunity antenna televisionまたはケーブルテレビジョンcable televisionの略。1949年にアメリカでテレビの難視聴地域で共同アンテナを建て同軸ケーブルで信号を配給したのが最初といわれる。テレビ放送を同軸ケーブルで送るだけであれば共同受信とまったく同じであり現在の国内の施設の多くはテレビ難視聴地域に対しこの目的で設けられたもので共同受信とＣＡＴＶはほとんど同じ意味に使われることが多い。しかし同軸ケーブルを使用した方式ではテレビ数十チャンネル、音声、符号など各種信号を同時に送れるばかりでなく、加入者の家庭から逆方向に送ることも比較的容易であるためＣＡＴＶの概念のなかにはこの機能を積極的に利用して放送区域外のテレビ番組を長距離伝送して番組数を増やす多チャンネル化、特定の地域、地方に関連ある番組を作って流す自主番組、加入者のリクエストに応じて希望番組を流す双方向サービスなど可能インターネットも出来る。すでにアメリカ、カナダ等ではかなり普及している。日本でも双方向性を含めた各種サービス機能をもった施設が設けられている。