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充電

容量性の素子などに電荷を蓄えること。ふつうは電池やコンデンサーが充電の対象となる。蓄えられた電荷を放出する逆の現象は放電という。

〔電池の充電〕

充放電を繰り返して使用できる電池を蓄電池または充電池と呼び鉛蓄電池、ニッカド電池が代表的である。鉛蓄電池は希硫酸(用途により濃度が異なり比重1.2〜1.3)中に酸化鉛(正極)と鉛(負極)とを配したものであるが放電に伴って両電極に硫酸鉛が生成し電解液の硫酸が減少して濃度が低くなる。充電はこれをもとに戻す働きをし電圧や液の濃度で充電状態の監視ができる。

〔鉛蓄電池の充電の方法〕

@初充電 製造後最初に行う充電で、低電流で長時間かける。
A浮動充電 電源に変動があっては困る機器の電源用蓄電池などでは普段は一定電圧で常に充電しておく。
B一般の充電 かなり放電の進んだ電池の場合10時間前後の時間をかけて充電が完了するように充電する。
C急速充電 自動車用電池などをとくに短時間に充電したいときに用いる。電池の寿命の点からは好ましくない。
D補充電 完全な充電状態にするために小電流で充電し、液の濃度で完了を知る。ときどき補充電をすることが電池の容量維持のため望ましい。 充電するときには液温の過上昇や、充電に伴う水の分解で発生する水素による爆発事故に注意する必要がある。