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電気洗濯機
電気洗たく機が欧米で普及したのは第1次世界大戦後、1920年代以降で、日本では第2次世界大戦後にかくはん型のものが少数生産されたが、本格的生産は49年以降である。
方式としては、水槽内で回転翼を左右交互に反復回転させて水と洗たく物に運動を与えるかくはん型、水平におかれた円筒の中に洗たく物を入れて回転させる回転型、電磁石を用いてタンク内の振動板を振動させる振動型などがあるが、現在では水槽の底面または側面に小さな回転翼、つまりパルセーターを設け、これを高速で回転させて水流を起こして洗たくする方式が主流となっている。パルセーターが水槽の側面にあるものを噴流型、パルセーターが底面にあって水平方向に水を回転させるものを渦巻型という。現在は渦巻型で水流の方向を一定時間ごとに逆にできる方式のものが最も広く使われている
洗たく機の付属装置としてはタイムスイッチ、セレクタースイッチ、脱水機などがあり、給排水ポンプを組み込んだものもある。脱水機としては、以前は2本のゴムローラーの間に洗たく物をはさみ、ローラーを手で回転させて水をしぼり出すしぼり機が使われたが、今では遠心分離の原理を利用し、脱水かごに洗たく物を入れて高速で回転し、水分を外に飛散させる遠心脱水機が広く使われている。洗たく機と脱水機が並んで組み込まれた2槽式のほか一つの槽で洗たく、すすぎ、脱水を順次自動的に行う全自動式もある。