はじめに
江戸川乱歩について書かれた本は数え切れないほど多い。
これは日本の探偵小説(現在の推理小説)、そして日本文学へ与えた影響がいかに大きかったかということを示している。
彼の本についての批評などは、語り尽くされてきたし、乱歩の本を読んだ量もそんなに多くはない私の語るところではないが、乱歩がどんなにおおきな足跡を残したか、あまり理解されていないように感じる。
よって、これから、乱歩の残した業績を、
1. 日本初の本格推理小説の創作
2. 通俗長編による探偵小説の一般化
3. 少年ものによる読者層の拡大
4. 研究や評論活動
の4つにわけて、日本の探偵小説に与えた影響について書こうと思う。