フィットネスクラブの事故対策(2)

内科的アクシデント

運動を利用して、心臓病・高血圧・糖尿病などの治療に役立てることができるのはよく知られていて、その方法論も確立されてきています。病院などですすめられてフィットネスジムの門をたたく人も増えているようですが、医師のほうでも運動が治療に有効なことを知ってはいるものの、具体的にどう処方したらよいかがわからないまま送り出している場合もありますから、ジムや患者のほうでも対処の仕方を心得ておかなければいけません

また、最近では中高年層のフィットネス指向も高まり、フィットネス産業がこの年齢層をも対象にビジネスを展開してきていることもあって、健康のためにジム通いをする年配の人たちも多くなってきました。
しかし、年齢が高くなると、冠動脈疾患の有病率も上がるため、一見して健康そうに見えてはいても、なかには意外とリスクの高い人もいるわけです。
フィットネスジムには新入会員に対してアンケート調査を行うところもあります。運動い適さない病態があるかどうか、運動によって突然死などを引き起こすリスクがあるかどうか、といったことをチェックできるシステムがジム側にもなければなりません。

下の表はカナダで作られて、世界的に利用されているスクリーニング用アンケートです。このうち1つでもあてはまるようなら、スポーツプログラムを開始する前に医学的評価を受けるべきです。

運動可否のためのアンケート
医者から心臓に問題があるために活動を制限するように言われたことがある
労作時に胸が痛くなったことがある
最近数ヶ月以内に労作時以外の時にも胸が痛くなることがあった
めまいでバランスを崩したり、意識を失ったことがある
運動で悪化するような骨や関節に障害がある
血圧や心臓のクスリを飲んでいる
その他、運動すべきでない理由がある



これに気をつけよう、スポーツの落とし穴へ
筋肉痛や関節痛への対策へ