筋肉痛や関節痛の対策中高年になると、関節・筋肉・脊柱・靭帯などの運動器の衰えは、他の内臓諸臓器の変調とはちがって日々の生活を通じて感じる機会が多く、足腰を鍛えようと思う気持ちは誰しもが思う感情です。このために、中高年の人たちのスポーツ実践願望には強いものがありますが、日常の忙しさのためか実践のチャンスが少ないのが現実のようです。
- 中高年の運動器は加齢による退行がはじまるためにスポーツによる外傷や障害を非常に受けやすくなります。中高年の典型的なサンデー・ジョガーを調査した結果、約70%に何かしら運動器、なかでも膝関節・足関節・腰などの不調が出た事があるとの報告がありました。しかしながら痛みや不調は自覚しやすくて愁訴となりますが、スポーツによる体の好調は必ずしもはっきり自覚しないものです。
- なかなか症状が改善しないと時にはいくつかの要因があります。第一はスポーツへの過信です。痛い時には安静という原則を忘れて、鍛えて治そうとする傾向があります。例えば、腰痛に対する水中トレーニングはすぐれた手段ですが、水泳の障害の中で一番多いのが肩痛、二番は腰痛であることに注意してください。次は運動神経の問題で、動きが鈍くなっている分だけ外傷を受けやすくなります。
このようなことを知った上で中高年者がスポーツに参加すれば、全身的な効果ばかりでなく、筋肉や骨など運動器への成果も十分に期待できます。中高年のサラリーマンがスポーツへ参加した時の効果として、主なものを上げると、全身疲労の回復、身のこなしが軽やかになったこと、肩凝りや腰痛の改善、健康への気配りが増えたこと...などでした。
- 女性は閉経後に女性ホルモンが不足して骨粗鬆症発生がさけられないとされています。骨のカルシウムは「女の坂道」にたとえられているくらいで、50歳を境にして減少の一途をたどります。しかし、一般的に女性は運動不足であることも事実です。
- 中高年になっての骨の鬆症化の予防には、10代から20代の骨内へのカルシウムの備蓄が後になって大きく役に立ちます。若いころのスポーツの成果が中高年になって現れてくるというのも、偉大なスポーツの成果です。
これに気をつけよう、スポーツの落とし穴へ
