腰痛の克服腰や膝に負担がかからないスポーツはないといっても過言ではなく、健康の維持、増進のためのスポーツを一番実践しなくてはならない中高年に、腰痛と膝痛が多くみられるのは大きな問題です。しかし、多くの場合、手術をすることなく保存的な方法で軽快することが多いのが救いです。
- 腰痛を起こす原因疾患はいくつもあります。腰部ねんざは腰をひねった時に起き、原因は腰椎の後方にある椎間関節のねんざが大部分です。この椎間関節のねんざは、上体のねじりによって引き起こされて片側に痛みが出ます。
- ゴルフや野球のスイングで、フォロースルーの時に右腰(右利き)が痛いのは、右の椎間関節の使いすぎ症状です。ねんざの予防には腰のストレッチングを十分におこなうことです。また、ゴルフ・野球・テニスなど、一定方向にスイングを行うスポーツをしている人はたまに腰の逆方向スイングを行うと腰痛予防になります。
- 腰痛の治療法は、急性腰痛には安静による保存的治療を優先します。腰痛の運動療法は症状が軽減した慢性期や予防に行うものです。
- 急性期腰痛の治療では、スポーツをしばらく休んで安静を保ち、それで痛くて日常生活に影響がある時にはコルセットを装用するか、痛み止めのクスリを内服します。一般に湿布を愛好される人が多いようですが、湿布によって冷却される効果はわずかです。湿布をしているうちに時間が治してくれる部分が大きいようです。
- 腰痛も3週間を超えて慢性期に入るとなかなかすっきり治りません。痛み止めのクスリも胃腸障害が心配になります。この時期の腰痛は原因を和らげるように防衛反応として生じた二次性腰背筋緊張が残っていることが少なくありません。こうなれば、適当な運動療法が有効ですから、まずゆっくりしたウォーキングからスポーツ復帰を考えましょう。腰痛体操も有効です。
- 腰痛体操の目的は腰痛の軽減と予防ですが、そのために体操による筋肉の強化、腰仙部の柔軟性の確保、脊柱の骨粗鬆化予防の3つがあります。腰痛体操も目的に応じて様々な種類あり、太極拳のように穏やかなものもあれば、ヨーガ体操のようにアクロバチックなものまで数多く紹介されていますが、この中で自分が一番続けられそうなものを選ぶのがよいでしょう。
これに気をつけよう、スポーツの落とし穴 へ
