1995年12月8日
動力炉・核燃料開発事業団が運転する高速増殖原型炉「もんじゅ」の2次主冷却系配管からナトリウムが漏えい。
経緯
1、二次冷却系で温度計の設計ミスから共振によって折れ、ナトリウム推定700kgが漏出。
2、ナトリウムは空気中の水分や酸素と反応して火災となった。
実際の事故では想定とは異なったため、対応が遅れた。また動燃による事故隠しも行われた。
原因
- ・設計上の原因
- ナトリウムの作り出す振動が、温度計さや管と共振したため破損してしまった。
現在の状況
2001年福井県と敦賀市は、運転再開へ向けた改造工事のための安全審査を受諾した。停止中の現在も冷却材のナトリウムを温める電気代などに維持費は年間100億円かかっている。(朝日新聞2001/6/8)
TOPへ