60万〜80万人が復旧作業に携わり被曝した。また避難住民は数十万人に及び、甲状腺がんの増加が見られている。
IAEAの1996年の発表では急性放射線障害で死亡したのは原発職員・消防士の28名である。しかし、事故の影響によってこれまでに約20万人が亡くなったと報道されている。(熊本日日新聞 2001/4/26)
現在の状況
原子炉の核燃料物質を閉じ込め、放射性物質の拡散を防ぐために、事故発生から約半年間で残った建物に接続した覆いを建設しました。覆いは当時は石棺、現在は一部をコンクリートで補強し全体を鉄骨製の壁で覆ったシェルターとなっています。内部では、融解した燃料の一部はコンクリートなどと混合物を作り、現在は固まっています(燃料含有物質“象の足”など)。また放射線の監視は常時行われています。
チェルノブイリの30km圏内など汚染のひどい地域は、立ち入り制限や居住制限があるが、そこへ今でも住み続けている住民もいる。
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