国名 | プルサーマルの実績 |
日本 | 6体 2基 |
日本原子力発電(株)の敦賀1号機(BWR)で1986年6月から1990年2月まで2体、関西電力(株)の美浜1号機(PWR)で1988年3月から1991年12月まで4体が使用されました。1997年2月政府は現時点で最も確実なプルトニウムの利用方法としてプルサーマルを早急に開始することが必要であるとの閣議了解を行いました。 今後の計画として2000年初頭までに累計で9基、2010年までに累計で16から18基の原子力発電所でプルサーマルを実施する計画です。 プルサーマル 当面実施見送り。新潟県柏崎市刈羽村の住民投票(2001年5月)で「反対」が過半数を占めたことを受け、実施計画を見送ることとなった。高浜原発での計画も英核燃料会社のデータ不正が明るみに出て、見通しがたっていない。(2002/5) | |
ドイツ | 606体 12基 |
1966年から始まり現在までにBWR、PWRでの使用が現在も行われています。 | |
フランス | 646体 12基 |
1974年からPWRで行われて現在も行われています。 | |
スイス | 100体 3基 |
1978年からPWRで現在まで行われています。 | |
ベルギー | 207体 3基 |
世界で最も早い1963年からPWRで87年まで行われました。1995年から現在までふたたび行われています。 | |
アメリカ | 97体 6基 |
1965年からPWR、1967年からBWRで行われました。BWRでは1974年、PWRでは1979年の利用を最後に現在では行っていません。1994年にプルトニウムの利用は凍結していますが、西欧と日本の発電用途での利用は認めています。 | |
イタリア | 70体 2基 |
1968年から75年までBWR、1976年にPWRで行われました。 | |
オランダ | 12体 1基 |
1971年から88年までBWRで行われました。 | |
スウェーデン | 3体 1基 |
1974年にBWRで行われました。 |
国名 | 会社名 | 濃縮量(濃縮法) |
アメリカ | アメリカ濃縮公社 | 年間約19200トンSWU(ガス拡散法) |
フランスほか4カ国 | ユーロディフ | 年間約10800トンSWU(ガス拡散法) |
イギリス、オランダ、ドイツ | ウレンコ | 年間約3650トンSWU(遠心分離法) |
フランス核燃料公社(COGEMA) ラ・アーグ | |||
UP−3 | 800トンU/年 | 1990年 | 海外からの委託 |
UP−800 | 800トンU/年 | 1994年 | 自国 |
イギリス核燃料会社(BNFL) セラフィールド | |||
B−205 | 1500トンU/年 | 1964年 | 自国、海外からの委託 |
THORP | 1200トンU/年 | 1994年 | 海外からの委託 |
アメリカ | エネルギー省(DOE)がネバダ州ユッカマウンテンを最終処分場の候補地として選定、2002年には議会で建設を決定した。(2002/7) |
フランス | 1991年に放射性廃棄物管理法が制定されました。放射性廃棄物管理国家機関(ANDRA)が2006年までに地下研究所の候補地を選定するために地質調査が行われています。堆積岩については1998年12月にムース県ビュール地点で研究が行われることに決定しました。 |
ドイツ | ニーダーザクセン州ゴアレーベンを処分場の候補地として選定していたが、調査を凍結中。 |
スウェーデン | 地下研究所での研究開発と処分場の選定をすすめています。 | 日本 | 建設地候補地を2002年中に公募開始する予定 |