用語辞典

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★あ行 ★か行 ★さ行 ★た行 ★な行 ★は行 ★ま行 ★や行 ★ら行 ★わ行 アルファベット

【アクシデントマネンジメント】
過酷事故となる確率を下げるための対策の事。
→ 安全対策 基本的考え

【アルファ線】
ヘリウム4の原子核。
→放射線について アルファ線
→核分裂についてのウランやプルトニウムの説明

【アルファ崩壊】
アルファ線を出してより安定な原子核に変化すること。
放射線のアルファ線

【安全解析】
様々な状況の時に原子力が発電所がどのような状態になるか細かい条件を設定してコンピュータなどを使って分析することです。
安全対策の基本的考え

【イエローケーキ】
鉱石から取り出したウランで黄色の粉末のもの。U3O8で純度は40〜80%。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【一回通過方式】
ウランの流れが一回きりの核燃料サイクルの事
核燃料サイクル核燃料サイクルの種類

【インターロックシステム】
運転員の誤動作を防ぐため、誤った操作をしても動かないようにしてある機構。
安全対策 基本的考え

【ウラン】
原子番号92の元素。自然界にはウラン234、ウラン235、ウラン238の同位体がある。
核分裂について ウラン

【ウラン235】
核分裂をするウラン。天然のウランの中には0.7%存在する。
核分裂について ウラン

【ウラン238】
核分裂をしないウランだが、プルトニウムの原料となる。天然ウランの99.3%はウラン238である。
核分裂について ウラン

【遠心分離法】
ウランを気体にしたときに生じる分子の重さのごくわずかの差を利用して濃縮する方法
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【オーバーパック】
ガラス固化体を包む金属製の容器の事。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 高レベル廃棄物

【加圧水型原子炉】
PWR

【核種】
原子の種類を原子核の構造で区別した場合、それぞれの種類の事を核種とよぶ。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 低レベル廃棄物

【核分裂】
不安定な原子の原子核が2つにわかれること。これにより、放射線や中性子と大きなエネルギーを放出する。
核分裂の違い 核分裂の種類

【核兵器拡散防止条約(NPT)】
1970年に発行された核兵器に関する条約の一つ

【核燃料サイクル】
原子燃料サイクル

【核融合エネルギー】
質量数の小さい原子核を融合させると、質量の合計は小さくなりその小さくなった質量がエネルギーに変換される。

【過酷事故】
工学的には考えられない想定している設計基準事故を越える事故で炉心が大きな損傷を受けるもの。
安全対策 基本的な考え

【ガス拡散法】
従来もっとも多く利用されてきたウラン濃縮法。大変な電力を消費する方法。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【ガス炉】
天然ウラン、濃縮ウラン、トリウムを燃料として減速材に黒鉛、冷却材に炭酸ガスやヘリウムを使用する原子炉。

【活性炭式希ガスホールドアップ装置】
原子力発電所の排気の放射性物質を取り除くための、活性炭をつめたタンク。活性炭が放射性の希ガスであるキセノン・クリプトンを吸着する。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 低レベル廃棄物

【ガラス固化体】
再処理の過程において使用済み燃料から分離される高レベル放射性廃棄液を、融けたガラスと混ぜて、「キャニスター」と呼ばれるステンレス製の容器に入れ固化したもの。地下水に対する耐浸出性に優れている事が特徴。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 高レベル廃棄物

【環境放射線モニタリング】
モニタリングポストやモニタリングステーションで周辺の野外の放射線を測定、監視すること。
安全対策 基本的な考え
環境への影響 放射線の種類と被爆

【ガンマ線】
波長の短い電磁波。透過能力は高いが電離作用は小さい。
放射線の種類

【希ガス】
ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドンなど単原子分子の気体のこと。キセノン、クリプトンは放射性元素である。

【クーロン毎kg(C/kg)】
ある場所にどれくらい放射線が照射されたかを表す単位。

【クリアランスレベル】
放射性物質として扱う必要がないものを区分するレベルの事。自然界から毎年平均約2.4mSvの放射線を受けています。これと比べても非常に小さく、人の健康に対するリスクを無視できるレベル以下の廃棄物は放射線物質として扱う必要がないとも考えられます。またこの考えは国際原子力機関(IAEA)でも検討が進められています。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 放射性廃棄物の発生

【グレイ(Gy)】
物質が吸収する放射線の量を表す単位。

【軽水】
普通の水。中性子1つの水素と酸素からできている。

【軽水炉】
濃縮ウランを燃料にして減速材・冷却材に軽水を使用する原子炉で現在最も使用されている。
発電所の種類 原子炉の仕組みの違い
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【原型炉】
技術的な性能の見通しや大型化の可能性を研究する原子炉。実験炉、原型炉、実証炉、実用炉の順で建てられる。

【原子核】
原子の中心部分で陽子と中性子などからできている。
核分裂について

【原子燃料サイクル(核燃料サイクル)】
使用済燃料を再処理して使用するウラン資源の利用の流れのこと。
核燃料サイクル

【原子力基本法】
1955年に制定された日本の原子力発電の基本となる法律。
法整備 事故前の法律

【原子力損害賠償制度】
原子力研究開発とその工業利用に伴い、事故が発生して第三者の人体、公衆の財産に損害を与えた場合の損害賠償。

【原子力バックエンド対策】
放射性廃棄物の処理や原子力施設の措置の事をいいます。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 処分に対する基本的な考え方

【原子炉】
ウラン235などを燃料として核分裂によって電力を得る装置。大きく分けて軽水炉、重水炉、ガス炉がある。

【原子炉圧力容器】
5重の壁の3つ目。高い圧力に耐えることができる厚さ約12〜20cmの鋼鉄製の容器。原子炉の炉心(燃料棒・冷却材・制御棒)が入っている。
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【原子炉格納容器】
5重の壁の4つ目。圧力容器など原子炉の主要部分をすっぽりと覆う耐圧性と気密性に優れた厚さ約3〜4cmの鋼鉄製の容器。
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【原子炉建屋】
5重の壁の5つ目。原子炉を覆う厚さ1mのコンクリートの壁。
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【減速材】
炉心に入れてウラン235から飛び出した約秒速2万qの中性子のスピードを秒速2kmまで下げ、ウラン235が吸収して核分裂するようにするもの。軽水、重水、黒鉛などが使用される。
発電所の種類  原子炉の仕組みの違い

【高速増殖炉(FBR)】
燃料となるプルトニウムを生産しながら発電して消費した以上の燃料が生成できる原子炉。
発電所の種類 高速増殖炉

【高レベル放射性廃棄物】
使用済み燃料そのもの、または再処理によってウランとプルトニウムに分離した残りの成分。
廃棄物処理の種類と処理までの工程  高レベル廃棄物

【国際原子力機関】
IAEA

【国際原子力事象評価尺度(INES)】
原子力施設で起きた故障や事故を客観的に評価できるよう制定された国際的な基準。
事故の実例 国際評価尺度

【コンクリートピット】
廃棄物を浅地中処分する形態の一つ。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 低レベル廃棄物

【災害対策基本法】
原子力に限らず津波、地震などの災害時の基本法。

【再処理】
使用済燃料からウランとプルトニウムを回収すること。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【査察】
政府やIAEAの査察官が核物質の計量管理記録の確認や核物質を封じ込めている封印に異常がないかを検査する。

【シーベルト(Sv)】
人体に対する放射線の影響を表す単位。平均で年間1.1シーベルトの放射線を受けている。

【自然放射線】
自然界の放射性元素から出る放射線のこと。
環境への影響 放射線の基準と被爆

【実験炉】
実験研究段階の原子炉。実験炉、原型炉、実証炉、実用炉の順で建てられる。

【実証炉】
技術の実証と経済性の見通しを得るための実用規模の原子炉。実験炉、原型炉、実証炉、実用炉の順で建てられる。

【実用炉】
実際の発電に使われる原子炉。実験炉、原型炉、実証炉、実用炉の順で建てられる。

【シビアアクシデント】
過酷事故

【重水】
重水素と酸素からできている水。普通の水素は中性子がないが、重水素は中性子を1つ持つ。
発電所の種類 新型転換炉

【重水炉】
濃縮ウラン、天然ウラン、プルトニウムを燃料にしている。減速材に重水、冷却材に軽水を使用する原子炉と、減速材と冷却材ともに重水を使用するものがある。
発電所の種類 新型転換炉

【使用済燃料】
原子炉で3年ほど使用した原子燃料。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 放射性廃棄物の発生
廃棄物処理の種類と処理までの工程 高レベル廃棄物

【ジルコニウム合金】
高温水中での耐久性に優れ、中性子を吸収しにくい特性を持ちます。
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【新型転換炉】
ATR

【人工バリア】
多重バリアの中の人的なもの
廃棄物処理の種類と処理までの工程 高レベル廃棄物

【人工放射線】
原子炉や加速器などで人工的に作られた放射線のこと。
環境への影響 放射線の基準と被爆

【制御棒】
ホウ素やカドミウムなど中性子を吸収しやすい元素で作られた原子炉の出力を調整するための棒。燃料集合体の間の出し入れによって中性子の数を調節し核分裂を制御している。すべて挿入すると核分裂は停止する。
発電所の種類 原子炉の仕組みの違い
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【セシウム】
原子番号55番の元素。筋肉に溜まりやすい。半減期は30.2年。

【線量当量】
放射線の人体への影響に注目した量で単位はシーベルト。
環境への影響 放射線の基準と被爆

【多重防護】
故障やトラブルを周辺へ影響を与えるような事故にしないための安全対策の考え方。
安全対策 基本的考え

【ダブルチェック制度】
原子力発電所設置申請などに対する通産省の審査について、原子力委員会、原子力安全委員会両機関がチェックすること。
安全対策 国の政策

【中性子】
原子核を構成している粒子で陽子と同じ位の大きさで電気的に中性。

【定期検査】
原子力発電所では約1年に1度、3ヶ月にわたって行われる。

【低レベル放射性廃棄物】
様々な放射性廃棄物のうち使用済み燃料などの高レベル廃棄物を除いたすべてのゴミの事
廃棄物処理の種類と処理までの工程 低レベル廃棄物

【電源三法】
電源地域において公共用施設の整備を行うことにより電源立地の円滑化を図ることを目指して、1974年度に「電源開発促進税法」「電源開発促進対策特別会計法」「発電用施設開発地域整備法」を整備し、これに基づいた交付金などの交付を行っている。

【電磁波】
電磁場の波。光もこの一つ。放射線の中ではエックス線、ガンマ線が電磁波です。

【天然ウラン】
ウラン235が0.7%、ウラン238が99.3%で出来ている天然に存在するウランの事。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【天然バリア】
多重バリアの中の天然で構成されるもの。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 高レベル廃棄物

【電離作用】
放射線が物質を通過したとき、その原子内の電子をはねとばしてイオン化する事。
放射線について アルファ、ベータ、ガンマ、X線

【動力炉・核燃料開発事業団】
核燃料サイクルの技術開発を担う中核機関として作られた。

【透過作用】
様々な物質を通過する作用のこと。
放射線について 放射線の特徴

【熱中性子】
スピードの速い高速中性子を減速材などに衝突させ、二つの物体の温度が等しくなり熱エネルギーの移動がなくなる状態までスピードを落とした中性子の事。
核燃料サイクル プルサーマルの仕組み

【ネプツニウム239】
半減期は2.4日。海王星ネプチューンに由来する。

【年間実効線】
不均等に放射線が照射された場合にも全身に均等に照射された場合と同一尺度で人体への影響を表す。(この場合は年間)

【燃料のドップラー効果】
燃料の温度が上昇するとウラン238が中性子を吸収しやすくなる。そのためウラン235にいく中性子の数が減り核分裂反応が低下する。この効果の事
安全対策 基本的考え

【燃料棒】
ペレットを被膜管に入れ両端を溶接、密封したもの。
発電所の種類 沸騰水型軽水炉
発電所の種類 加圧水型軽水炉

【濃縮ウラン】
原子炉で燃えやすいようにウラン235の割合を人工的に高めたウランの事。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【半減期】
放射性物質は原子の崩壊の時に放射線が出るので崩壊が進むにつれ放射能は弱くなる。その物質の放射能が元の半分になるまでの時間。
核分裂について プルトニウムの種類とウラン

【非常用炉心冷却装置】
ECCS

【被爆】
被爆には二種類あり体の外部から放射線をうける外部被爆と体の内部にある放射性物質から受ける内部被爆とがある。
環境への影響 放射線の基準と被爆

【被爆線量】
被爆時に受けた放射線の量の事。
環境への影響 放射線の基準と被爆
安全対策 作業員の安全

【被膜管(燃料被膜管)】
5重の壁の2つ目。ジルコニウム合金(ジルカロイ)でできた約350個のペレットを入れてある約4mの管。核燃料の酸化と腐食を保護し、希ガスなどの放射性物質が外部に出るのを防ぐ。
安全対策 基本的考え

【フィルムバッジ】
フィルムを入れたケースを作業者の胸につけて、定期的に現像することで放射線によるフィルムの感光度から被曝線量を測定する外部被曝線量計。
安全対策 作業員の安全性

【フェイルセイフシステム】
システムの一部に異常があったときに安全状態に働くように設計されたシステム。
安全対策 基本的考え

【沸騰水型原子炉】
BWR

【プルサーマル】
軽水炉でMOX燃料としてプルトニウムを燃料として利用すること。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【フルスコープ保障措置】
すべての核物質に対して保障措置を適用すること。

【プルトニウム】
ウラン238から原子炉内で生成される人工の放射性元素。
核分裂について プルトニウムの種類とウラン

【兵器級プルトニウム】
プルトニウムの割合が全体の93%以上を占めているもの。
プルサーマルの仕組み

【ベータ線】
高速の電子の事。
放射線について  アルファ、ベータ、ガンマ、X線

【ベータ崩壊】
原子核がベータ線をだして他の原子核に変換する事。
核分裂について プルトニウムの種類とウラン

【ベクレル(Bq)】
物質が持つ放射能をあらわす単位。

【ペレット】
5重の壁の1つ目。粉末状の二酸化ウラン燃料を直径、高さ約1cmの円柱に陶器のように焼き固めたもの。耐熱性に優れ、放射性物質のほとんどはペレットの中に封じ込められる。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【返還廃棄物】
外国に依託した再処理によって出された廃棄物の事。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 放射性廃棄物の発生

【ベンナイト】
物質をよく吸着する粘土。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 低レベル廃棄物

【ボーリング調査】
地盤を構成する岩石などを棒状に採取して地質調査をする。

【ボイド効果】
軽水炉内で核分裂が増えると冷却材である水は沸騰し密度が下がる。水は減速材でもあるので密度が下がることで減速の効率も下がり核分裂が押さえられる。この減速材の自動調節機能のこと。
安全対策 基本的考え

【放射性廃棄物】
放射能を持った気体、液体、固体の廃棄物。
廃棄物処理の種類と処理までの工程

【放射性廃棄物集中処理法】
原子力発電所の廃棄物を個別に処理するのではなくまとめて処理する方法の事です。
廃棄物処理の種類と処理までの工程 放射性廃棄物処理設備

【放射性物質】
放射線を出す物質。放射能がある物質。一気に大量の放射線を出すものと徐々に出すものがある。

【放射線】
不安定な物質が原子が壊れて安定な物質に変わる時に放出するエネルギーや粒子。
放射線について 放射線とは何かとその特徴
環境への影響 放射線の基準

【放射線量】
放射性物質から出される放射線の量。

【放射能】
原子核が放射線を出す性質のこと。

【保障措置】
核物質が平和目的だけに利用され核兵器に転用されていないことを国やIAEAが確認する手続き。計量管理、封じ込め/監視、査察がある。
安全対策 国際協力 日本の行っている国際協力の現状

【マイナーアクチニド】
核生成物質の内、ネプツニウム、アメリシウム、キュウリウムの総称。

【モニタリングポスト・モニタリングステーション】
施設の境界に設置し周囲への影響を調べるため放射線量を測定監視するもの。
環境への影響 放射線の基準と被爆

【陽子】
原子核を構成している粒子で元素の種類によって陽子の数は異なり原子番号と対応している。最も少ないのは水素の1個で、天然に存在する元素の中ではウランが最も多く92個。

【ヨウ素】
原子番号53番の元素。半減期8.05日でベータ崩壊。甲状腺に溜まりやすい。

【余剰プルトニウム】
核弾頭の解体や使用済み燃料より発生する大量のプルトニウムの事。
核燃料サイクル  プルサーマルの仕組み

【臨界】
核分裂の連鎖反応が連続して続いている状態。
核分裂について プルトニウムの種類とウラン

【冷却材】
核分裂反応で生じた熱を取り出し、タービンや熱交換器に運ぶためのもの。重水、軽水、金属ナトリウム、空気、炭酸ガス、ヘリウムなどが使用される。
発電所の種類 原子炉の仕組みの違い

【劣化ウラン】
天然ウランよりウラン235の割合が減ったものの事。ウラン濃縮過程でウランを分離したときに発生。
核燃料サイクル プルサーマルの仕組み

【連鎖反応】
核分裂をした際放出される中性子が次の核分裂を引き起こす事。
核分裂について プルトニウムの種類とウラン

【六フッ化ウラン】
揮発させることが出来る唯一のウラン化合物。同位体分離に用いられる。
核燃料サイクル 核燃料サイクルの種類

【炉心】
原子炉の中央部で原子燃料と減速材が設置され、冷却材が通過している場所。
発電所の種類 原子炉の仕組みの違い

【炉内構造物】
原子炉圧力容器内の炉心を構成する部材の総称。燃料棒や制御棒などを直接に支持または拘束する構造物の事。

【A-BWR】
小型で高出力の改良型の沸騰水型原子炉。

【ANDRA(放射性廃棄物管理国家機関)】

【ATR(新型転換炉)】
転換比を高めため日本で開発された原子炉。冷却材には軽水を、減速材には重水を使用している。

【BWR】
軽水炉の型の1つで冷却水を沸騰させ発生した蒸気をそのままタービンに送り発電する原子炉。

【ECCS】
原子炉内の水が失われる事故を想定したシステムで、大量の水が原子炉に自動的に注入されて炉心を冷却して燃料の破損を防ぐ。

【EPR】
ドイツ・フランスを中心として開発が進められている改良型PWR。安全性・経済性の向上、特にシビアアクシデントの発生頻度の低減に重点が置かれている。

【IAEA】
International Atomic Energy Agencyの略。1957年に国連で設置された原子力の平和利用の促進、援助と軍事目的への転用を避けるための国際機関。

【INES】
→国際原子力事象評価尺度

【ITER(国際熱核融合実験炉)】
核融合の実用化を目指し、日本、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアが共同し開発を進めている研究施設。

【FBR】
高速増殖炉

【MOX燃料】
プルトニウムとウランを混ぜ合わせた燃料。

【NPT】
核兵器保有国を1967年1月1日より前に保有していた、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の五カ国に限定し、これ以上の核保有国の出現を防止することにより、核弾頭の拡散を阻止することを目的とした条約。

【OECD/NEA】
経済開発協力機構の下部組織。加盟国政府間の協力を促進することにより、安全かつ環境的にもうけいれられる経済的なエネルギー資源としての原子力の開発をよりいっそうの目的としている。

【PWR】
原子炉で発生した熱湯を熱交換器に送り別系統を流れている水を蒸気に変えタービンに送る形式の軽水炉。

【RCA】
原子力科学技術に関する研究・開発及び訓練のための地域協力協定。(アジア地域を主としたIAEA加盟国間協定)

【RI】
放射性同位体のこと。元素のうち原子番号が同じで原子核の質量数の異なる物をを同位体という。そのなかでも特に放射能を持つものをいう。

【TRU】
原子番号がウラン(92)よりも大きい元素の事。ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)アメリシウム(Am)キュリウム(Cm)など。天然には存在せず、原子炉や加速器の利用により人工的につくられた物で半減期が数万年以上のものある。


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