カラー・シャドウ
    

 前のステージで、光には赤、青、緑の三原色があるらしいことが分かりました。
今度は、身近な材料を使ってそのことを直接確かめよう



・蛍光灯スタンド

・赤、青、緑の色セロファン
(文房具屋でセットで売っています)

・セロテープ、ハサミ

・白いスクリーン(白壁、または白い紙)



・写真のように、色セロファンをそれぞれ1/3ずつ蛍光灯ランプに巻き付け、セロテープで固定します。
A.暗い部屋で蛍光灯を点灯し、まず、スクリーンに近づけてみよう。
 次に、蛍光灯をスクリーンから遠ざけよう。スクリーンに映る光の色はどのように変化するだろうか。
 三色のうち一つを手で覆うと、色はどうなるだろうか。
B.次に蛍光灯とスクリーンを50cm位の距離に離して固定し、間に手をかざして動かしてみよう。
 手の影の色は、どんな風に変化するだろうか。




A.蛍光灯を近づけると、スクリーンに映る光は赤、青、緑それぞれですが(右写真・上)、遠ざけると光は白っぽくなります(右写真・下)。つまり

   赤+青+緑=白

ということになります。
 このように、いろいろな色が混ざった光を白色光と言い、太陽光・電球の光など身近な光はほとんどがこれです。
 次に、青セロファンを手で覆うと、光は黄色になります。つまり、

   赤+緑=黄

です。他の色でも確かめよう。



B.蛍光灯とスクリーンの間に手をかざすと、Aと同じ原理で手の影の色は様々な色になります。
 影の色はいつも「黒」ばかりではありません。