4-3.マルチメディアの種類
マルチメディアとはいっても、実際には3つの内容に分類できる。それは、
パッケージ型・ネットワーク型・シアター型
である。
パッケージ型とは
マルチメディアのソフトウェアとハードウェアを一つのパッケージにまとめ、商品として売るものだ。これの一番良い例が、インターネットがついたテレビや情報家電と呼ばれるもの一般だ。
ネットワーク型というのは
通信回線のネットワークを使ったマルチメディア・システムである。会社の中で、ネットワークをつないで共同作業するのもそうだ。しかし、これから話題になるのは、家で映画をダウンロードしてみたり、テレビ電話で医療を受けるといった事だろう。こういった事の基になるには、高速回線によるネットワークの敷設が基本となる。こうしてB-ISDNという大容量通信網の敷設計画が表れ、NTTは2015年までに全国にB-ISDNをはり巡らすと計画している。
シアター型とは
これは電子動物園、電子水族館、電子博物館、電子美術館など、教育と娯楽のためのマルチメディア・システムである。現在、これはあまり普及してないが、将来、高速回線の普及により始まる事は明らかである。