公会議というのは、
全世界の司教が、教義、儀式などについて、
審議決定するために開く世界会議の事です。
大掛かりな為、めったには開かれません。
第1回目のニケア公会議が325年に開かれてから、
今までに21回開かれました。
公会議で生み出された憲章や教令は、
教皇の認可のもとに全信者に適用されます。
もし、公会議中に教皇が亡くなったら、
新教皇選出まで、公会議を休会し、
新教皇によって再開されます。
公会議では、教皇または教皇特使が議長を務め、
枢機卿、大司教、司教、大修道院長などが、投票権を持ちます。
これまでの公会議の主要議題は、
大部分が、正当とは認められない党派、教義や学説、
異端に対する論争や破門などに集中しています。
1962年から開始された
第二バチカン公会議の開催決定の時には、
教皇ヨハネス23世が、1959年1月に枢機卿を集め、
公会議の招集を告げました。