藤吉郎、石工まじりの職人たちを十の組に分けたものだ。仕事も十等分して、 「さあ、頑張れよ!一番早かった組に、一人3両の賞金を出すぞ!」 「ひええっ三両!三両なら小判が三枚だがや。こりゃあ負けちゃあおれんわ。」 職人たちが張りきったのなんの、競争で石を積み上げだす。十日どころか六日で完成させたものだ。 (猿め、たいしたやつじゃわい。人の扱いを心得ておるわ。) と、信長は唸り声をもらした。