イギリスでは実際いまだに狂牛病事件のことを忘れてはいません。むしろその事件をへてより『食』への関心が国内で強まってきたといえます。しかし、遺伝子組み換えに対する考え方は国民と政府では異なるところもあるようです。(例えば…英国有機農業団体と政府で交雑による組み換え遺伝子の拡散の危険性の割合が異なっていた。ということがありました。)

*政府では…

政府は遺伝子組み換え技術は安全である。とくり返し発表しており、かつ遺伝子組み換え作物の暫定的栽培禁止の要求を拒否しています。(これはACREという組み換え作物の環境への放出に関して科学的見地から検討を行う諮問委員会が組み換え作物栽培禁止に対して科学的根拠がない。と環境大臣に答申したことによるものかもしれませんが。)ブレア首相は21世紀にむけイギリスがバイオテクノロジーの国際競争に遅れをとる危険を心配しているようです。

*一方国民(=消費者)は…

遺伝子組み換えの問題は環境問題にまで発展しました。消費者団体の世論調査なども活発です。消費者の組み換え食品にむけられる目が厳しいため突如できあがった非遺伝子組み換えの市場。そのため組み換え作物や、それを加工した食品などを販売する側の対応は大変なもの。しかし販売する側は消費者のニーズに応えなければ企業としてなりたたないのです。

大きな動きとしては

大手スーパーマーケットが自社商品をすべて非遺伝子組み換え化

ファーストフードチェーン、遺伝子組み換え原料使用禁止

こんなことってあるの?

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