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トップ>アレルギー図鑑>Ⅲ型の症状
III型の症状
III型の主な症状としては、リウマチが挙げられます。
リウマチ
一般的にリウマチというと関節リウマチを指します。自己免疫疾患の症状で、自分の身体の一部に対するアレルギー症状のことです。30~50代に発症しやすく女性がかかりやすいです。
アレルゲン
自分自身の関節付近の細胞です。これを免疫システムが敵と判断します。
症状
- 熱
- 食欲減退
- 手足の関節の腫れ、痛み
- (進行すると)関節変形、粘膜の炎症、肺障害、心不全、肝不全
メカニズム
関節付近にTNF-αという物質が多い人が発症します。この物質が多いと作られる炎症性サイトカインや軟骨を壊す中性プロテアーゼも多くなります。すると滑膜細胞に炎症が起きたり、骨を壊す破骨細胞が大量に作られたりします。この破骨細胞が増え活発になると、壊れる骨の量が日々作られる骨の量を上回り骨が減っていきます。
対策
アレルギーの原因を取り除くことはほぼ不可能ですが、免疫抑制剤のステロイドや抗リウマチ薬のメトトレキサートなどで半数以上が寛解する病気となっています。メトトレキサートは、細胞が増殖するのを止める働きがある薬です。これで破骨細胞等の免疫に関わる細胞の増殖も止められるので、リウマチの症状を抑えることができるのです。
喫煙はリウマチを発症しやすくします。また、非喫煙者より寛解率が低いです。
家でできる対処は患部を温めたり冷やしたりすることです。また、関節リウマチの重症化で増えるCCP抗体をつくりやすくする原因の1つが歯周病菌であることが分かっているので、歯をきちんと磨くことも効果があるかもしれません。
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