アレルギーのしくみ
アレルギー図鑑
「共生」するには
学習レポート
考えよう
おわりに
トップ>アレルギー図鑑>治療・対策>抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬とは、アレルギー症状を抑える薬です。かゆみ止めの即効性に優れているのでアレルギー反応の対処法として使用されます。抗アレルギー薬とは使用するタイミングや仕組みが異なりますので注意が必要です。

しくみ

ヒスタミンとは、マスト細胞から放出される物質です。この物質が皮膚に付着すれば皮膚炎が、気管に付着すればぜんそくが起こります。皮膚や気管にはヒスタミンを受ける「H1受容体」というものがあるのですが、ヒスタミンがそこに結合する前に、この抗ヒスタミン薬がそこに結合してしまいます。そうすると、H1受容体にヒスタミンが結合できなくなるので、アレルギー反応を抑えることができるのです。
未投与
投与後

副作用

眠気に襲われます。ヒスタミンは、アレルギーを起こすだけではなく脳内の情報伝達等も担う物質なので、脳内に抗ヒスタミン薬が入ってしまうと脳内の情報伝達に滞りが出ます。結果として意識が遠のき眠気を感じてしまうのです。

種類

大きく分けて「第一世代」「第二世代」の2種類があります。第二世代では、眠気をあまり感じないように改善されています。

抗ヒスタミン薬に分類される薬の主な例

フェキソフェナジン
内服薬で、花粉症対策として使われています。
パタノール
点眼薬で、花粉症対策として使われています。
戻る
Copyright(C)2017 アレルギー共生社会 All Rights Reserved.
このサイトは第20回全国中学高校Webコンテストに参加しています。